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お寺での祥月命日文化

  • 執筆者の写真: Nakayama Ryunosuke
    Nakayama Ryunosuke
  • 2020年2月9日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。

法善寺副住職の中山龍之介です。

何だか昨日のブログ、酔っていたとは言え、攻めた内容になっていました。笑 偉そうに書いてしまい、反省です。あぁ、まだまだ未熟です。。。

気を取り直して、

本日は、珍しく法要の入っていない日曜日でした。その代わりと言ってはなんですが、朝から築地本願寺に行って、朝のお勤めを見学してきました。

朝7時からにも関わらず、目測ですが50人を超える方が参詣されていました。法要の内容は、正信偈→念仏和讃(6首)→回向→法話→御文というものでした。法話の後に御文なんだーと思いながら、45分ほどでお勤め終了。一緒に行っていた後輩僧侶と話をしながら帰ってきました。

その後はお寺に行って、明日の準備。というのも、明日は先々代住職(私のひいおじいさん)の祥月命日(しょうつきめいにち)で、お寺の住職や坊守の祥月命日には近所のお寺がお参りに来る、という習慣があるからです。先々代住職の法名が書かれた掛け軸やお餅などで飾り付けして、お参りの受付準備をしたわけです。(写真の通り)

ここまで読まれて、『ん?祥月命日って何?』と思われた方もいらっしゃると思います。私もつい最近までそうでした笑。

祥月命日とは、3回忌や7回忌などの年回忌には当たらない時の命日を言います。『祥月』と書き『月』の字が入っていますが、祥月命日は年に1度しかやってきません。前述の、先々代住職が亡くなったのは昭和56年(1981)2月10日ですから39年前になり、年回忌には当たっていません。

ちなみに、先々代住職を例に出すと、毎月10日を月例命日もしくは月命日と言います。この月命日に合わせて毎月お墓参りにいらっしゃる方や、こちらからご自宅にお伺いしてお仏壇の前でお勤めをさせて頂くことがあります。地方に行くと、月例命日にご自宅にお伺いする文化が特に色濃く残っており、月忌参り(がっきまいり)と呼ばれています。


話を戻しまして、


ということで、明日は先々代住職の祥月命日です。近所のお寺さんがお参りにいらっしゃるのと同時に、『お配り』と言ってこちらからお伺いして粗菓をお渡しするという習慣もあります。明日の朝はそのお配りする粗菓を買いに行き、近所のお寺さんや親戚のお寺さんを回ってきます!


祥月命日にちなみ、あまり知られていないお寺の文化を紹介させていただきました!

南無阿弥陀仏

 
 
 

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