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11月 お寺の掲示板

11/1のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日から11月となりました。ここまで来るといよいよ年末間近といったところで、『今年も早いなぁ』と誰もが口を揃えて言っています。もちろん私も言っています。


ただそんなことを言っていても、今年は残り2ヶ月しかありません。大体物事は、始めか終わりが大切です。どちらも良ければ、真ん中がいくら悪くても良かったことになるものです。今年の初めが良かったかどうかは今更覚えてはいませんが、せめて有終の美を飾れればと思います。


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11月 お寺の掲示板

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さて、今日から11月ということで、お寺の掲示板を書き換えました。毎月毎月行っているこの掲示板の書き換えですが、じわりじわりと反響が増えてきているような気がします。ありがたい限りです。


今月は、親鸞聖人の和讃から一首引っ張ってきてみました。恩徳讃にも使われている和讃で、もしかしたら一番有名な和讃かもしれません。


如来大悲の恩徳は

身を粉にしても報ずべし

師主知識の恩徳も

ほねをくだきても謝すべし


簡単に現代語訳すれば、阿弥陀様の恩徳には身を粉にしても報いるべきだし、師匠や善知識(正しい教えを授けてくださる方)の恩徳にも、骨を砕いても感謝すべきである、となります。


こちらの和讃は、報恩講の最後にも読まれるものです。報恩講の意義、『親鸞聖人のご恩に報いる』という目的においては、最も適した和讃と言えます。


ちなみに、書道の作品という点から見ると、あまり面白い作品ではありません。ただ、お寺の掲示板であること、そして報恩講の前に皆さんにぜひ読んでもらいたいということ、これらを加味すると、作品性は落ちても分かりやすい字体で書くことが大事かなと思いました。


ただまぁ、本当に上手い人なら作品性も残しつつ、読みやすさも残しつつ、素晴らしいものを書くのでしょうが、私にはまだまだ早い話です。反省点も多いですが、まずは皆さんの目に留まれれば有り難いです。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。報恩講では特に気持ちを込めてお勤めいたします。



南無阿弥陀仏

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