12月お寺の掲示板
12/1のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
いよいよ12月に突入しました。このブログのおかげか、西暦2024年もしくは令和6年という響き自体に馴染みを感じることなく、1年が過ぎることはなくなりましたが、どちらにせよ時間の早さには驚くばかりです。
有終の美を飾れるよう、そして1年の計は元旦にありに応えるべく良い元旦を迎えられるよう、12月も頑張っていこうと思います。
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12月お寺の掲示板
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さて、新しい月に入ったということで、毎月恒例のお寺の掲示板を書き替えました。今月は年末らしく『歳暮粉多思』という字を書かせて頂きました。
この言葉は、白居易という昔の中国の詩人が残した一句で、日本語に訳すと『年末や何や彼やと物思いにふける』という意味になります。まさに今の私を言い表したような言葉でしょうか。
ちなみにこの句は、白居易の『除夜』という漢詩の冒頭の一句になります。興味のある方は、是非調べてみてみてください。
恥ずかしながら、白居易という方の存在は書道を習い始めてから知りました。ただ、ほぼ毎月の様に白居易の詩が課題に選ばれますので、否が応でも名前を覚えました。『易』の書き方に注意が必要なことも承知しています。
私の場合はたまたま書道によって世界が広がりましたが、何か新しい分野に踏み出せば何かしらの新しい世界が見えるものです。それが今の自分とかけ離れていればいるほど面白いものなのかもしれません。
今年の自分は成長できたのかな、来年はもっと成長したいな、そんな『歳暮粉多思』をしながら、この年末を味わっていこうと思います。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。果たして書道も、成長しているのかどうか。
南無阿弥陀仏
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