良いこと悪いこと
みなさん、こんにちは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
本日は4月28日です。28日というと親鸞聖人の月命日ということで、浄土真宗のお寺にとっては少し特別な日になります。ちなみに親鸞聖人のご命日は11月28日、毎年本山では報恩講が行われています。
さて、今朝起きて、本願寺の朝のお勤めにお詣りしようといつもどおり出発しました。しかし、歩いてる途中で、毎月28日は朝のお勤めが始まる時間がいつもより30分早いことに気が付きました。つまり、気付いた頃にはすでに始まっていたんです。
ただ一応出発したからには遅れてでもお詣りだけはさせていただきましたが、自分の気の緩みを反省して1日がスタートしました。
昨日も、あることで上手くいかなくて少し落ち込んでいて、今日のこれでしたので、また少し落ち込みました。不思議なもので、悪いことが起きると落ち込んで、更に悪いことが起きる気がします。反対に、良いことがあるとノッてきて、更に良いことが起きる気がします。
ただこれらは、実際に悪いことや良いことが続いているわけではなく、起きた事実の捉え方が変わっているだけです。物事をどう捉えるかで、悪いことも良いことになるし、良いことも悪いことになります。
これを仏教では諸法無我と言ったりします。絶対的な何かは無い、ということです。運動中に足を怪我してしまっても、落ち込むのではなく『じゃあ治るまで上半身を鍛え上げよう』と思える人は幸せな人です。(例え話が偏っていてすみません)
腹立つことや悔しいことは成長の糧にして、良いことがあったら周りに感謝の気持ちを持ち続けられる人でありたいですね。
もう時間は間違えないように気を付けます。
南無阿弥陀仏