20年以上ぶりの裁縫で、幸せを感じた日
11/11のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
衆議院選挙から2週間ほどが経ち、ようやく首班指名選挙があっての石破さんが総理に再選、という運びになりました。首尾予想通りというところですが、無効票の多さが少し物議を醸しているみたいです。
まあ何はともあれ、これで日本のリーダーが決まりました。改革待ったなしの今の日本ですので、まずは石破さんがより良い日本に導いてくれることを信じてみたいと思います。それ以外出来ることもありませんので。
どうぞ宜しくお願いします。
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20年以上ぶりの裁縫で、幸せを感じた日
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最近だんだん寒くなってきたので、今シーズン初めて着るコートを今日はおろしました。コートを着るほど寒くない日だったのかもしれませんが、そこまで厚手のコートではないので、ちょうど良い感じで着ることができました。
ただ、久々に着たことで思い出しましたが、一番下のボタンがほつれて取れかかっていました。ボタンを留める時に気を使うほどグラグラしていたので、妻の裁縫道具(小学校時代のもの)を借りてボタンを縫い付けることにしました。5年以上着ているコートですが、気に入っているので大事にしたいところ。
裁縫なんて、下手したら20年ぶりぐらいの作業でしたが、なんとか無事に取り付けられたと思います。なぜか最後の留め方、玉留めだけは覚えていて、針に糸をくるくる巻いてしゅぽんと、うまく玉を作ることができました。
なぜかは分かりませんが、私の原風景の中に家庭科がきちんと残っていたみたいです。ちなみに、一人暮らし経験が長かったのが幸いしてか、家事全般は一応できる方です。玉留めを作れたことで、割と便利な夫じゃないか、と内心ほくそ笑んでいました。もちろん妻の方がレベルが高いのですが。
たまに、自分って何も出来ないなと落ち込むこともありますが、今日みたいなことがあると少し自信が持てます。自分のできることって、意外と身近に落ちているのかもしれません。
人と比べてあれが出来ない、これが出来ないと思うのは、成長する上では大切な物差しです。ただ、比較した先にあるのは優劣のみです。そこに幸せを見てもそれは一時のもので、安寧の幸せを決めるのは自分自身しかいません。
下手くそな裁縫でしたが、少なくとも私はそこに幸せを見ました。お気に入りのコートをまた着れることに嬉しさを覚えていますし、他の服でボタンがほつれたらまた直してやろうと思っています。何故かそこに幸せを見いだしている自分がいます。面白いものです。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。幸せは至る所に落ちている気がする。
南無阿弥陀仏
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