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温故知新

11/21のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


ついに11月も下旬に入りました。海の向こうのアメリカでは、渡邊雄太選手の勢いが止まるところを知りません。今日は第4Qにスリーポイントシュートを4本沈め、合計16得点の大活躍です。リプレイは何度見返しても最高で、涙が出てきます。


とは言え、ここ最近がうまく行き過ぎているというのは皆んなが分かっていることでもあります。調子を落としてくる時もあると思いますが(じゃないと確率エグすぎるから)、その時にガッカリしたりしないように気持ちの準備だけしておこうと思います。もちろんこのまま突っ走ってくれるのが最高ですが。


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福岡でのお稽古

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そんな最高のニュースを見てテンションが上がる中、今日は福岡で声明のお稽古をつけていただきました。段々と、普段あまり使わない科目を教えていただくようになっていますが、『いつ何を頼まれても、すぐできるように普段から稽古していないとダメだよ』という教えのもと、勉強させていただいております。


稽古をつけていただくときは、節譜や音程についてのお話ももちろんありますが、その作法や読み物の背景の話も聞かせていただけます。当然ですが我々が呼んでいるものはランダムに音が羅列されているものではなく、きちんと意味があるものです。その意味を理解していれば、節譜や音程も分かってくる、とのことです。別の先輩僧侶からは『最高の法要が最高の法話』というお言葉をいただきましたが、今日のお稽古でもそれを実感いたしました。『届かせる』ということが、何と難しいことか。


お稽古以外に、最近気になっていることなんかもお聞きできました。あまりにも具体的になってしまうのでこちらでは割愛させていただくのですが、私自身の稽古がまだまだ足りないのかなと反省いたしました。法要を引っ張っていけるような実力と経験を積んでいけるよう、今後も頑張っていかないといけません。


また、われわれ東本願寺派が大谷派から独立した時のお話なども伺いました。生々しさしか無い話でとても興味深く、当時の熱量には圧倒されます。40年以上が経った今、その熱量は失われ、その当時の願いみたいなものは全然違うベクトルに姿を変えてしまっている気がします。当時を体験したことがない私ですが、やっぱりどこかに寂しさを感じてしまいます。時代の流れ、と言えば仕方のないことなのかもしれませんが、変えるべきところと、変えるべきじゃないところがあると思うのですが。


あっという間にお稽古の時間は過ぎ、急いで福岡空港に向かい、空港のフードコートでラーメンだけ啜って東京に帰ってきました。福岡には生涯通じて10回くらい行っている気がしますが、未だに一泊もしたことがありません。来年のどこかで、コロナが落ち着いていましたら、一泊して福岡の美味しいものでもいただきたいなと思います。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。福岡行っても、福岡空港以外でご飯食べてないのよ。



南無阿弥陀仏

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