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Chat GPTを遊んでみた

2/18のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


気が付けば2月も後半に差し掛かり、そういえば法善寺の会報誌『家庭通信』の執筆をしなければ、と思い出しました。別に忘れていた訳ではないのですが、他の仕事に時間を割いたりしていたせいか、走りだしが遅くなってしまいました。ただもちろん、手を抜かずに仕上げます。


年に4回発行している家庭通信ですが、今回は春のお彼岸前のものになります。同時に年度最後となりますので、特に今回は書くことが色々とありそうです。ごちゃごちゃしそうですが、なるべく頑張って解り易く下記進めるつもりですので、どうぞお楽しみに。


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Chat GPTを遊んでみた ==================


先日YouTubeを見ていると、『Chat GPT』なるものがあることを知りました。簡単に言えば、質問したことに対してAIが自動で答えてくれる、という良く聞くサービスなのですが、そのクオリティが半端じゃないとのこと。アメリカの大学生なんかが、そのままレポートに使ったりしちゃうくらいで、旧来の機械言葉みたいなものではなく、言葉尻とかも自然みたいです。


とはいえ、このChat GPTはもう随分有名みたいで、私はむしろ後発組です。こういったテクノロジーとは真逆みたいなところにいそうな我々僧侶ですが、だからこそ触れておくことに価値があるかなと思っております。なので、出来るだけこういった情報は仕入れているつもりですが、まだまだみたいです。


ということで、早速使ってみました。感想を一言で表すならば、『素晴らしい』です。


『〇〇について教えて』とか『△△について1500文字くらいで要約して』とか『◆◆の魅力って何なの?』とか、そんな感じで質問したことに、20-30秒くらいでツラツラと答えてくれます。旧来の検索よりも人に質問する感じで検索ができるのでずいぶん楽ですし、旧来の検索のように検索後に自分で情報を探すのではなくポンと表示されます。たったこれだけのことかもしれませんが、こういったひと手間ふた手間で世界が変わるのがITの世界ですので、これは驚くべき進化かなと思いました。


もちろんAIがやることですし、まだ日が浅いからか正確な情報ではないこともあります。『東上野の法善寺ってどんなお寺?』と聞いたら、『平安後期に建てられた、真言宗智山派のお寺です』と返ってきましたし、『歎異抄を要約して』と聞いたら、『歎異抄は禅僧の覚信によって書かれました』と返ってきました。法善寺は江戸初期に建てられた、浄土真宗東本願寺派のお寺ですし、歎異抄は親鸞聖人のお弟子さんである唯円さんによって書かれたものです。ちなみに、『親鸞聖人と唯円の対話録である歎異抄を要約して』と聞いても『いえ、歎異抄は覚信によって書かれたものです』と訂正されてしまいました。


まだまだ完ぺきではないサービスかもしれませんが、質問によってはビックリするくらい核心を突いた答えが返ってきたりします。これからはこういったサービスと共存していかなければいけないと考えると、生身の人間にしかできないことって何なんだろうか、と考えてしまいます。法話なんかで言えば、『情報』を話すよりも『心情』を話す方が良さそうです。なおさら日々の行いが試される時代になっていくのかもしれませんね。


ということでChat GPTに、腰痛に効くストレッチを教えてもらいましたのでこれから早速試してみます。『痛みを感じる場合は無理しないでくださいね』という但し書きもありましたので、優しいAIみたいです。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。SFのような世界だなぁ。



南無阿弥陀仏

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