令和6年法善寺バスツアーの振り返り
10/13のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
さて、今日も前置きはなしにして、昨日のバスツアーの振り返りをしていこうと思います。法善寺のバスツアーがどういう雰囲気で行われていたのか、ご覧いただければ幸いでございます。
①築地本願寺
浄土真宗本願寺派のお寺で東京でも今一番有名なお寺かもしれません。時間的に築地本願寺職員の方のご案内をお願いすることはできず、私自身がガイドをさせていただきました。
正面から入り、まずは境内を一望。その後に本堂に入り、お参りをさせていただきました。見た目の作りはインド様式のまるでモスクのような建物ですが、中の内陣は浄土真宗本願寺派の伝統的なものという感じです。
本堂内で少し時間を過ごした後は、お土産屋さんの方に行きましたが、土曜日の混雑ぶりであまり思うように動けず。親鸞聖人像の方をぐるっと回ってバスの方に移動しました。
②柴又帝釈天(題経寺)
『男はつらいよ』の舞台として有名なお寺です。実は帝釈天というのは仏様ではなく、四天王を束ねるような存在です。そんな帝釈天がお寺の本尊として祀られているというのはとても珍しいのですが、昔飢饉などがあった際に、こちらのお寺の住職が帝釈天の書かれた板を背負って人々のところを回り、その危機を鎮めていったそうです。
そこから帝釈天信仰というものが生まれ、その板がご本尊となりこちらに安置されています。ちなみに今回のバスツアーでは、事前にその板本尊のご開帳もお願いしておりましたので、法要とともに拝観させていただきました。とてもシンプルなものでしたが、それ故にとても興味深く見させていただきました。
ご開帳の後は本堂の周りを彩る彫刻のご紹介をしていただいたり、本堂裏に広がる庭のご説明などをしていただきました。特に彫刻は本当に圧巻で、とてもとても細かい仕事がなされていました。昔の方々の信仰心がおそらくそうさせたのでしょうが、驚くばかりです。
美しい庭園をご覧になる、参加者の方々です。
③ゑびす家
お昼はそのまま、帝釈天参道にあるゑびす家というお店でうなぎを頂きました。寅さんの実家のような雰囲気のお店は、それだけで大満足できるものでしたが、鰻もとても美味しくいただきました。
ちなみに法善寺のバスツアーではお昼の飲み物は各自精算というルールです。暑い日でしたので美味しそうにビールを飲まれる方もいて、私も召し上がりたかったのですが、ホストとしてぐっと我慢。。。
ご飯を食べたあとは、帝釈天参道で少しばかりの自由時間を取り、次の目的地である浅草の東本願寺に向かいました。
④浅草東本願寺
法善寺の属する浄土真宗東本願寺派の本山のお寺です。職員の方に沿革を丁寧に説明していただき、その後ご本尊をバックに集合写真を撮らせていただきました。境内にある前門様の石像のご説明をしていただいたり、本当に丁寧に対応していただき、ありがたい限りです。
よくご門徒さんからも、我々の浄土真宗東本願寺派は真宗大谷派と間違われますので、今回の本山訪問はその誤解を解く良いきっかけになったのではないでしょうか。
⑤赤羽法善寺
我々の法善寺の姉妹寺のような関係にある赤羽にある法善寺というお寺です。創建したのは、法善寺16世住職の中山理賢という者でした。当時様々な事情から東京市からお寺を外に出すという区画整理がなされ、法善寺もその予定で赤羽に土地を購入しました。
ただ、その区画整理が予定通りに行われず、法善寺は浅草にも、そして赤羽にもあるという状況になったそうです。裏話ですが、当時は赤羽に移る気満々だったそうで、良い掛け軸などは赤羽の方に持っていってしまったそうだ、と父から聞いた記憶があります。真偽不明ですが。
この手のお話を本堂でご住職から伺い、その後墓地にある仏舎利塔までご紹介いただきました。少し距離がありますので、お寺に残る方もいらっしゃいましたが、半分ぐらいの方々は仏舎利塔までご覧になっていました。
ちなみに私は、3歳の長女が赤羽法善寺の本堂で力尽きて寝てしまい、ずっと抱っこしながら移動するというハメになりました。腰が爆発しなくてよかったです。そういうことで、写真は撮れず。。。
以上が法善寺のバスツアーでした。今回は移動時間が短い分、かなり駆け抜けた感のある内容でした。ただどれも興味深く、行ったことあるようで無い、行ったことがあっても詳しくは知らない、みたいな場所ばかりだったので、参加された方々もみなさん興味深そうに一つ一つご覧になられておりました。
来年の目的地はまだ決まっていませんが、またバスツアーを開催する予定でおります。是非とも多くの方々にご参加いただけると幸いでございます。どうぞよろしくお願いいたします。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。一応、毎年向上している感はあります。
南無阿弥陀仏
-------------------------------------------------------------
Yorumlar