『法善寺の輪』始めます
こんにちは。
法善寺副住職の中山龍之介です。
本日は少し早めに時間に投稿しています。いつもは夜9時頃に投稿していますが、あまりにも時間が遅いと閲覧数が少ない傾向にあり、今日の記事は出来るだけ多くの方に見てもらいたかったので早めに書き始めています。
それならいつも早く書けよ、と言われてしまいそうですが、日中はバタバタしている時もあって、生活リズム的に夜の方が書きやすいのです。
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『法善寺の輪』始めます
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さてさて、ここ数日のブログで匂わせてきた新たな試みですが、本日発表させていただきます。
その名も『法善寺の輪』というもので、これは新型コロナウイルスの影響でお困りの門徒さんのお店などをお寺や他の門徒さんが支援し、支援した人はそのお店などから後日特典を受け取ることが出来る、という支援の輪のことです。
皆さんご存知の通り、お寺は門徒さん(お檀家さん)によって支えられています。いつも支えてもらっているのに、こんな時に何もしないというのが耐えられなくて、何か助けになれないかなーと考えていました。
今回のコロナの経済的影響は凄まじく、特に実店舗を構えるお店を中心に大きな被害を及ぼしています。緊急事態宣言により外出自粛となり、お客さんの足が遠のいたからです。法善寺の門徒さんの中には、実店舗を構えて商売をされている方もいらっしゃいますので、決して他人事ではありません。友人が店を閉めた、という話もちょこちょこ出てきました。
この企画を実行するにあたり、まず世話人さんたち(門徒さんの代表者的な方々)に、この『法善寺の輪』のお話をしたところ『同じ法善寺の門徒さんでお困りの方がいらっしゃるなら是非応援したい』と仰っていただけました(お電話がつながらなかった世話人さん、申し訳ございません)。
また、門徒さんの中で実店舗を構えて商売をされている方にお話をしたところ、数名から『法善寺の門徒さんに商品やサービスを知ってもらいたい』というお声をいただきました(最初の段階でお声がけできなかった門徒さん、申し訳ございません)。
まだ全ての門徒さんにアプローチできたわけではありませんが、門徒さんが門徒さんを支援する、支援された門徒さんは特典という形で返す、という支援の輪が成り立つと思い、すぐさま形にしてみました。門徒さんには詳細をお手紙でお届けする予定です。明日発送なのでお手元に届くのは明後日以降になると思います。
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『法善寺の輪』をどう広げるか
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皆さんにお電話してみて思ったのですが、この手の話は電話やメールではとても説明しにくいものです(私の口下手もあると思いますが)。そんな中、手を挙げてくださった方々には本当に感謝しています。
ですので、まずは手を挙げていただいた数店と、盛り上げ要員として私の友人のお店にご協力いただいて始めていきます。これを見て、『あ、そういうことね』とご理解いただければ、他の門徒さんも手を挙げやすくなるんじゃないかと思っています。一度お断りされた方につきましても『あ、副住職はこれを言いたかったのね。じゃあ手を挙げようかな』と思ってくれると有難いです。説明下手の私を恨んでも、この試みを恨まないでほしいです。
支援したい人はご支援先のリストをご覧いただき、気になるお店・商品・サービスがあれば、そのお店と直接やり取りして特典を購入できます。特典は今すぐ使えるものもあれば、コロナが落ち着いてから使えるものもあります。例えば、1,000円支援して1,100円分の商品が郵送されるという支援コースならすぐ特典が受け取れますし、1,000円支援してお店で使える1,200円分の食事券だったらコロナが落ち着いてからお店に行けば特典を受け取れます。どちらにせよ、今お困りのお店を助けることに繋がります。
ご支援先のリストは明日から公開して、順次更新していこうと思っています。門徒さんじゃなくてもご支援することは出来ますので、是非皆さんもご覧になってください。私も個人的に出来る限りの支援をさせていただいて、コロナが落ち着いたら特典受け取りまくる予定ですので、よだれ垂らして動いていきます。
ちなみに法善寺は、この件で別途手数料を請求したりはしません。支援額の○%をもらうとか、掲載費で○円もらうとかは一切致しません。そりゃーだって、いつも支えてもらってますからね。きれいごとでも何でもなく、少しでも助けになることが出来るのであれば喜んで動かせていただきます。
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ちょっと裏話
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ここまでお読みいただいてお分かりの方もいらっしゃるかもしれませんが、この手の『前売り券による支援』は特に新しい手法ではありません。SNSなどで良く見かける方もいると思いますが、私も3月末頃には頭に入っていました。
ただ、法善寺としてここまでやるべきなのか、踏み込みすぎじゃないかとか色々考えて、なかなかスタートできずにいました。しかし新型コロナウイルスのピークがいまだ見えず、緊急事態宣言の終わりが見えず、いよいよ私の友人にもその影響が出てきたことで、実現させることを決意しました。ちなみに決意したのは三日くらい前です。
実はこのコロナとは関係なく、以前から『法善寺をプラットフォームにして、門徒さん同士を繋げられないかな』という想いはありました。様々な方法を考えていて、その中には『法善寺の輪』の土台になるような構想もありました。
それが、このコロナによって実現されることとなりました。以前にもブログで書いたことがあると思いますが、『ずっと必要だとされていた変化が、コロナがきっかけとなって急に迫られた結果』、実行された試みです。コロナを『ご縁』としたわけですね。
どれくらいの反響があるかは分かりませんが、一人でも多くの門徒さんが笑顔になれるよう頑張ります。
南無阿弥陀仏
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