お盆に向けて
7/10のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
ブログを書いている今はとんでもなく雨が降っていますが、今日は概ね快晴の1日でした。今年の梅雨は本当に雨が良く降っていて晴れの日が全然ありませんでしたが、束の間の快晴はやっぱり気持ち良かったです。その分暑いわけですが、太陽の心地よさには勝てません。
私は日中は所用で外出しておりましたが、お寺にいた母の話によれば、緊急事態宣言前最後の土日、今年のお盆は平日ばかり(13~16日、火曜~金曜)、束の間の快晴、という条件が重なったからか、お墓参りにいらっしゃる方が多かったそうです。
そして明日は新盆会(故人の忌明けに初めて迎えるお盆)の法要です。また、緊急事態宣言が明後日からですので、明日もなんだかんだバタバタしそうです。腰に気を付けながら頑張ります。皆さんにお会いできることを楽しみにしています。
=======================
お盆に向けて本堂の飾り付け
=======================
さて、明日が新盆会、お盆が来週という事ですので、今日は本堂の飾り付けを行いました。ただ冒頭の通り所用がありましたので、夕方からの作業です。
飾り付け、と言ってもそんな大したことではないのですが、両余間に切子灯篭(きりこどうろう)を吊るし、御本尊前の前机にお華束(けそく)をお供えしました。
切子灯篭は組み立て式ですので、普段は本堂裏に片付けてあります。それを引っ張り出して、母にも手伝ってもらいながら組み立てて、天井のフックから吊るす、という作業です。昨年のこの時期、父が入院していたため、初めて一人で組み立てをしたのを覚えています。テレビ電話で病室の父を繋ぎながら、細かくアドバイスをもらった気がします。
お寺には年間行事がありますので、『あぁ、去年はこうだったな』と振り返ることが良くあります。今日は正にそれで、あれから1年経ったのかととても感慨深くなってしまいました。母が今号の『家庭通信(法善寺の会報誌)』でも書いていましたが、1年前には想像もしなかった現実が、目の前にあります。まさかこんなことになるとは、という想いもありますが、いくら想ったって時間は巻き戻せませんし、恐らく父が一番そう想っているはずですので、残された身としては前を向いて進んでいくだけです。
本堂全体の飾り付けとして、父は左右対称や中心を取ることに強いこだわりがありました。私も性格的には、そういうところはきっちりしたい人なので、そのこだわりは継承しながらお荘厳を整えています。やっぱり、こういうのがビシッと決まると気持ちが良いものです。『仏法、毛穴より入る』という言葉がありますが、本堂に入った瞬間に、ビシッとしたお荘厳によって、仏法が参詣者の毛穴より入っていけ~という想いです。
そういえば、このブログを書きながら思い出しましたが、お盆用の御朱印を書き進めなければいけませんでした。今回も姉に頼んでハンコで絵を書いてもらいましたので、それをスキャンして印刷して、その上に文字を書いていきます。バタバタしまくりでギリギリになってしまいましたが、まあ何とか間に合うでしょう。大丈夫です、追い込まれることには慣れています。
それでは、明日からはまた不安定な天気が続きそうですが、お盆期間皆様もお気を付けてお過ごしください。
南無阿弥陀仏
新型コロナウイルスでお困りの方へ
『法善寺の輪』はこちら
法善寺の檀家になってくださる方はこちら
Comentarios