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この1年半の痛みとの生活

1/13のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


最近よく子どもたちと、エド・はるみの『〇〇グ〜』で盛り上がっています。子どもたちからすると元ネタを知らないのですが、『スイミング〜』とか『ボクシング〜』とか言って、キャッキャッと楽しくやっています。


そんなんなので、日常的に『グ』で終わる言葉を探しているのですが、今日バスケしている中で、バスケ用語にたくさん『グ』があることに気が付きました。トラベリング、プッシング、ハッキング、チャージング、など。


ストックが増えたので、子どもたちに大人の語彙力を見せつけてやります。


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ここ1年半の痛みとの生活

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ということで、今日は夜にバスケに行ってきました。年内一発目のバスケでしたが、運動自体はランニングなどしていたので4回目くらいでしょうか。おかげで、それなりに動くことが出来ました。


それにしても、こんな普通にバスケができる日が来るなんて、昨年の夏あたりには想像もつきませんでした。一昨年の夏から、ヘルニアのおかげでふくらはぎが痛かったですし、それを庇うことで股関節も痛くなり、日常生活ですら満足に送ることが出来ませんでした。


半年頃までは、痛みで夜中に何度も起き、ロキソニンでごまかす毎日でした。ロキソニンは胃が荒れるよ、と友人に言われたりしましたが、それよりも目の前の痛みを感じなくしてくれることに縋っていて、1日の服用数の限界まで飲んでいました。


9月くらいには、こんな痛みとずっと付き合っていくくらいなら、いっそのこと手術しようと思っていました。手術することによってバスケができなくなっても構わない、それよりも痛みを感じない生活がしたい、と思うほど追い込まれていました。バスケがなくても生きていける、と。


そんな時期に、諦め半分の気持ちで柔道整復師の先生のところでリハビリ治療を始めました。妻のススメと、アスレティックトレーナーの先輩から『手術しなくても、リハビリで良くなることもあるよ』という助言がきっかけです。


ただ正直内心は、どうせ無理だろうと思っていました。実際しばらくはあまり効果が出ず、手術の準備を並行して進めていました。東大病院に行って、手術のスケジュールまでざっくりと決めていたくらいです。


ところが2ヶ月ほど経った頃、段々とリハビリ治療の効果が出てきました。10だった痛みが6くらいになり、治療の回数を重ねていくにつれ、夜中起こされることが無くなり、ロキソニンを飲まないでも良くなり、ついには軽いランニングまで出来るようになりました。


そこから、リハビリ治療を続けながら運動の強度を上げていき、12月からバスケも出来るようになりました。先生からは『最初は5分の1くらいの気持ちでやってください』と言われたので、『5分の1、5分の1、ゴブンノイチ、、、』と念仏のように唱えながらバスケをしたのを覚えています。


そんな日々を重ね、今はほぼ全力でバスケが出来ています。全力とは言っても筋力体力が落ちていますので頭と体の乖離は否めませんが、それでも思い切りバスケが出来ています。


一時期バスケをすること自体諦めた自分がいますので、バスケできる喜びを毎回感じています。こんな日がまた戻ってくるなんて、と感激しています。10だった痛みは、今は1か2くらいです。


今でもたまに、バスケを諦めようと覚悟した時を思い出します。痛みがひどすぎたからかもしれませんが、バスケを諦めることに不思議と後悔はありませんでした。むしろ変な清々しさすらあった気がします。


この経験から、人間の感情の変化というのを改めて学べた気がします。置かれた立場によって、感じること考えることは全く変わってきます。一人の人間ですらそんな調子ですから、自分以外の人となると追いつけなくなるのも当然かもしれません。


そんなこんなのここ1年半くらいでしたが、今の状況を有り難く感じながら、また日々を過ごしていきます。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。普通にバスケ出来るなんて、当たり前じゃねえからな、です。



南無阿弥陀仏

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