すぐには結果が出ないこと
5/8のブログです。
こんにちは。
法善寺住職の中山龍之介です。
ゴールデンウィークが明け、ゆっくりとした月曜日です。おかげで久々にジムにも行けましたし、久々に日中にブログを更新できています。お寺は、世間が休みの時ほど忙しいというのが相場ですので、その分休み明けの今日はゆっくりできました。
そして、今日からコロナも5類に格下げです。脅威が無くなったわけではありませんが、3年以上ぶりに日常を取り戻せるんじゃないかと、淡い期待を抱いています。そして、なんだかんだと手洗いが一番効果的みたいなので、その習慣だけは続けていこうと思います。
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すぐには結果が出ないこと
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最近、子供が大きくなってきたり、幼稚園に行ったりしている影響からか、よく服のシミ取りをしています。もちろん子供だけではなくて大人のもやったりしますが、元々はシミ取りの洗剤をシミ部分に塗るだけで洗濯を回していたのですが、それだけでは取れないシミがたくさんあります。
ということで最近は、まずはぬるま湯に服を浸け、シミ部分に洗剤を塗り、歯ブラシで擦る、というところまでしています。水の温度が高い方がシミが落ちやすいとのことと、やっぱり歯ブラシで様々な角度からシミを掻きだすと、落ち具合が全然違います。これまで諦めていたシミもみるみる落ちて、本当に驚きました。
ここまで読んでいただくとお分かりになるかもしれませんが、そんなこんなで最近はシミ取りにハマっています。息子が給食なんかで汚してきたズックを持ち帰ってくると、『よしよし、出番だな』と逆にテンションが上がるくらいです。そして今のところ、連戦連勝です。
シミ取りのように、目に見えて結果の出ることってやっぱり楽しいです。家事の中で一番ストレス解消になるのが食器洗いらしいですが、これも目に見えてきれいになっていきますし、全て片付いたら終わりですので、分かりやすく気持ちがいいんでしょう。私も、食器洗いはしょっちゅうやっています。
反対に、特に仕事においては、すぐには目に見えて結果が出ないこともあります。先日作った、法善寺の想いを伝える冊子『縁輪』なんか良い例で、あれを作ったからすぐに何か起こる、という類のものではありません。続けていって、じわじわと広がっていくものかなぁと思っています。
それを分かっていながら作っているのですが、やっぱり目に見えて結果が出ないと『これで良いんだろうか。。。』という想いに苛まれます。それでも時には、『いや、間違ってない』と強く心に決めて、自分の信じた道に進んでいかなければいけません。
特にお寺の場合は、長期戦のものばかりです。目の前の成果を追い求めた結果、お寺としての役割が間違った方向に行ってしまう、というのも良くある話ですので、そこらへんは見失わずに歩んでいきたいものです。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。シミ取りからそんなことを考えていた、ここ最近でした。
南無阿弥陀仏
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