エンタメと宗教
6/6のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は終日雨が降っておりました。これぐらい強い雨が長時間降ると、法善寺の屋根の雨どいが機能しきらず、屋根が落ちるんじゃないかと思うくらいです。なんとか今日も乗り越えましたし、冗談みたいに言っていますが、割と本気でドキドキしています。
『絵描き歌の『かわいいコックさん』にも出てくる6月6日は雨の日が多いのか』という何とも平和なニュース記事が上がっておりましたが、統計的に見ると特にそういうことでもなさそうです。そういえば、唐突ですが、ちょうど一週間後の6月13日は父の誕生日、生きていれば65歳になる年でございました。年齢が止まっている、というのは何とも不思議な感覚です。追い越せるように体に気を使って生きていきます。
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エンタメと宗教
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以前のブログでも書いたかと思いますが、明日は井上尚弥選手のボクシングの試合を見に行きます。今日は計量があったそうで、両者ともにしっかりとパス。コロナの心配もありましたがちゃんと実現されそうで今からとても楽しみにしています。
ここ最近は、Bリーグのファイナル、NBAファイナル(今日はセルティックス負け)、そしてボクシングと、スポーツ観戦が続いています。コロナでの閉塞感も少し緩和され、日常を取り戻せてきている証拠なのかもしれません。ちょっと前までは、(妻のほうが明らかに頑張ってくれているので申し訳ないのですが)子育てのストレスや疲れも相まって、心が疲れてしまっていましたが、スポーツの力で最近はまた持ち直しています。ただ、明日のボクシングが終わり、NBAファイナルが終わると、またすこし寂しい期間がやってきそうです。
スポーツもそうですが、お笑いやらミュージカルやらの『エンタメ』は、いわゆる衣食住には入ってきませんので、生きる上で必ず必要なものではないと言われます。ただ、エンタメのおかげで救われている人もたくさんいて、有事の際には一番最初に切り捨てられる分野なのかもしれませんが、やっぱり生きる上では必要だよな、と個人的には思っています。心の底を、ぽんと下から押し上げてくれるような、そんな力をエンタメは持っている気がします。
そういう意味では、宗教も似たような力があると思っています。人を導いたり、人を支えたり、そういう生きる上での手助けをしてくれるのが宗教です。宗教をエンタメだ、というと語弊がありすぎますが、意義という意味では共通点があるのかもしれません。
そしてそんな宗教にかかわる仕事をさせていただきながら、エンタメほど普及できていない自分がいたりします。それは毛色が違うから、と言っちゃうこともできますが、まだまだやり切れていない部分があるのも事実です。イチロー選手の名言で『小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道』とありますが、あとちょっと、もう少し、と自分を鼓舞して日々を過ごしたいものです。
6月はお寺の年間行事が無い月です。そんな月こそどう過ごすのかが重要ですので、また今週も頑張っていきます。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。ボクシング楽しみ。
南無阿弥陀仏
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