エンディング産業展 最終日
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日初めて冒頭のあいさつをすんなり書けました。自分が住職であることに、少しだけ慣れたのかもしれません。
気付けば間もなく12月です。法善寺の会報誌『家庭通信』の発行が迫っている中、全然手を付けていませんでしたので今日から始めます。少しずつ、とか言ってる余裕もありませんのでいきなりアクセル全開で進んでいきます。
そして今日はまず、メモ用紙に記載事項を箇条書きにし、それぞれをどのページに載せるかを決め、家庭通信の実寸大の白紙(B4の二つ折り)に『これはここ、それはそこ』というように記載場所を決める作業をしました。カッコよく言えば、漫画で言う『ネーム』という段階に近いです。
スラムダンクなどの作者である井上雄彦は、このネームが大半の時間を割くそうです。漫画にとっては、図面を引く作業になりますので、ネームが骨組みだとしたら、ペン入れは肉付け作業となるわけです。
ただ会報誌の場合は、ここから原稿を書いていかないといけませんので、ここからの方がはるかに大変です。ただ自分でも怖いのですが、既に『やった感』があります。全然努力していないのに、した気になるという良くない傾向ですが、まずは一歩踏み出したことに喜びを噛みしめようと思います。ちなみに締め切りは12月6日の予定です。
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エンディング産業展 最終日
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さて、そんな中ではございますが、本日もエンディング産業展に行ってきました。目的はセミナー受講です。
まず最初に受けたセミナーは、『葬儀に関するインタビューから見えた『ユーザーの隠れた本音』』というものでした。ただ、タイトルからは読めなかったのですが、『いい葬儀』という葬儀相談サイトの宣伝のようなセミナーでした。ちょっと残念。
『いい葬儀』の紹介から始まり、実際に利用したお客様のアンケート結果、これから利用する葬儀社様へのご案内、今後のサービスという内容でした。まさに宣伝のごり押し。一つ言えるのは、このセミナーに罪があるわけではなく、私にはミスマッチだったという事です。おそらく、提携を検討している葬儀社さんにとっては意義ある内容だったと思います。
当初90分の予定でしたが、45分で終わりました。学びとしては『『いい葬儀』というサービスがある』ということと、『口コミレビューは良いものも悪いものも全部読まれた上で評価される』ということでしょうか。
早く終わったことで次のセミナーまで時間が出来ましたのでお昼ご飯を食べようと思い、すぐ近くのヴィーナスフォートまで歩いて向かいました。一人でヴィーナスフォート来るなんて初めてだなーなんて思いながら歩いていましたが、人が全然いないことに驚きました。平日の昼間という事ももちろんあると思いますが、コロナの影響の大きさを改めて見せつけられました。
ヴィーナスフォートでラーメンを食べて会場に戻り、それでも次のセミナーまで時間がありましたので会場を歩いて出展企業の見学をしました。おそらくコロナの影響から、昨年よりも出展企業数が減っており、また面白そうな商品やサービスも特に見当たりませんでした。唯一、『家系図作ります』というサービスが個人的に面白そうだなと思ったので、そこのパンフレットだけもらってきました。
次に受けたセミナーは『成世南海堂×京王電鉄 【寺院様向け】納骨堂セミナー ~最新トレンドと事例紹介~』というものでした。知らなかったのですが、京王電鉄は谷中霊園近くのお寺と組んで『さくら浄苑』という納骨堂を運営しているそうで、そこの実例やこれから納骨堂を導入することを検討している方々向けのセミナーでした。
法善寺には既に納骨堂がありますが、最新の形態や今の市場状況を知ることが出来、とても勉強になりました。流行り廃りに右往左往したくないので、『最新の移動式納骨堂にしよう!』とは思わないのですが、今の法善寺の納骨堂はあれはあれで味気ないので、近い内にリニューアルしたいとは考えています。お金もかかることですので全然未定ですが、参拝する方がもっと心地よい時間を持てるような空間にしたいと思っています。
本当であればもう一つセミナーを受ける予定でしたが、改めて考えるとあまり心の琴線に触れるようなタイトルではなかったため、ここで切り上げてお寺に戻りました。
正直言って、昨年よりも学びも刺激も少ないエンディング産業展でしたが、それでも大変勉強になりました。ずーっとお寺にいては分からないことが見えてきますので、情報と視点をアップデートするためにもこれからも参加していこうと思います。
それでは、これから声明学園頑張ってきます。
南無阿弥陀仏
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