黄庭堅の臨書
4/28のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
午前中に久々にジムに行ってきました。そんなにゆっくりは出来ませんでしたが、やっぱり運動は気持ちが良いです。背筋中心にやったのでこの時間になると少しずつ筋肉痛を感じますが、それも心地よいのです。
5月はもっとジムに通えますように。
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黄庭堅の臨書
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昨日に引き続き、今日も書道教室に行ってきました。確か4月が始まる時に『4月は書道マンス』と宣言しましたが、書作展の作品作り含めて結構通うことができました。
そんな今日が4月最後の授業となりましたが、今日から新しい法帖(古典などのお勉強)に入りました。黄庭堅という宋の時代の書家の方の『松風閣詩巻(しょうふうかくしかん)』の臨書をやっていきます。書体は行書なんですが、普通の行書ではなく色々と特徴があります。
字系は縦長のものが多く、スパッと切り裂くような線もあれば、ゆらゆらと揺れている線もあります。字間は詰まり気味で、場合によっては上の字に食い込んでいるものもあったりします。ただ、空間の取り方が上手いので、そこまで詰まって見えないのが面白いところです。また、字によっては横画が左にとんでもなく突き出しているものもあります。
まず今週と来週は、半紙に2文字ずつ書いていきます。ゆらゆらと揺れている線で言えば、右下の『風』の左払いや、左上の『我』を見ていただくとわかると思います。私の技術が不足しているということもあるかもしれませんが、原文もこんな感じで揺れた線なんです。
また、左に異常に突き出した横画は、左下の『築』や右上の『箕』が、字間が詰まっているのは左上の『椽我』が分かりやすい例かなと思います。ただ、こうやって見ると、縦長の字形というのを上手く臨書できていない気がします。原文が気になる方は、調べればネットで見られますのでチェックしてみてください。
右上の紙では先生からのご指導が書いてあります。『斗』の字で、最後の縦画に繋がる横画の終筆を私が間違えてしまい、その結果縦画の始筆も間違えてしまいました。たとえ離れていても線は一つ一つ独立しているわけではなく、連動性があります。特に行書や草書は、それが顕著です。そこの形まで見切れるようになりましょう、と先生に言われ、改めて書道の奥深さを知りました。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。そういえば昨日のブログで、磨った墨を淡墨と言ってしまいましたが、正しくは淡い色の墨が淡墨ですので、昨日のは濃く磨った墨でしたので違いました。ここに修正させていただきます。
南無阿弥陀仏
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