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スケッチと書道

7/29のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今朝は今週最初で最後のジムに行ってきました。ヒザが少し痛かったのでいつものウェイトトレーニングはせず、プールで泳いできました。こういう選択ができるのも、ジェクサーの有難いところです。ジェクサーのプールは初めてだったのですが、意外と広くてびっくりしました。窓からは上野駅のホームがちらっと顔をのぞかせているのも、ジェクサーならではです(もちろんお互い顔は見えない位置の窓です)。


レーンによって『初級者』や『中上級者』が分かれていたのですが、私は『中上級者ゆっくり』というレーンを選んで泳いできました。1km泳いで、クールダウンでのんびり100m泳いだので、計1.1kmということになります。ほとんどクロールで泳いだので、明日は方の筋肉痛が怖いところですが、とても気持ちが良かったです。


プール終わりには、こちらも備え付けの銭湯とサウナと水風呂でバッチリと身体を締めてきました。おかげさまで、良い朝を過ごすことが出来ました。


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スケッチと書道 =============


お寺に戻り事務作業をした後は、建て替え後のイメージをスケッチで描いてみました。そもそもスケッチとか苦手なので、練習を兼ねて我々の住居スペースをスケッチしてみました。『玄関はこんな感じかな?』とか、『リビングはこんな感じかな?』とか、図面を基にイメージしながら描いてみました。最初は立体感のある描き方が全く分からずに、同じ空間にいながら別次元にいるみたいなスケッチになってしまいましたが、段々と慣れて読み手(妻)にも伝わるくらいにはなってきました。


図面を読み込んでいるので分かっているつもりでも、スケッチに書いてみると、『あれ、意外とここってこういう方がいいんじゃない?』とか、『ここからはこういう見え方だから、あそこにも気を付けないと』みたいなことがちらほら出て来ました。おかげさまで遠近法に慣れてきたので、次はお寺部分も描いてみようと思います。


そんなこんなで昼過ぎになり、午後は書道に行ってきました。今日は法帖(古典のお勉強)は無く、競書のみ2時間という授業でした。師範養成科では、ほぼ必ず法帖と競書のセットだったのですが、研究科では月4回の授業の内、2回は競書のみの時間です。


ちなみに研究科では競書のことを『濫觴(らんしょう)』と呼んでいます。これは創設者の大溪洗耳先生が付けられた名前だそうですが、物の始まり(原点)という意味だそうです。


元々は孔子の言葉で、『黄河であっても、源流は觴(さかずき)を濫(うか)べられるほどの小さな流れである(*意訳)』というのが語源だそうです。大溪先生は、『これこそが原点である』という意味と、『大きく(上手く)なっても元々は小さな(下手な)ものであるから、謙虚であれ』という意味をこの『濫觴』に込めたんじゃないでしょうか。こういうオシャレな言葉に出会えるのも、書道をやっているからこそであります。


さて、授業自体は相変わらずビビりながら頑張っております。周りの人全員が自分より遥かに上手に見えて(きっとそれは事実ですが)、何だか同じ空間にいるのが申し訳ないくらいの気持ちですが、自分なりに試行錯誤しながら頑張っていくしかありません。


先生にもご指導いただいているのですが、最近の課題は筆を手だけで扱おうとしてしまう事です。手先でこねこねしているので、筆圧が乗った太くて元気な線が書けません。先生は私より遥かに小さな女性ですが、デモンストレーションで書いていただいたお手本を見ると、あまりのパワフルさに驚きます。先生は、『筆先の一点に体重を乗せるつもりで書く』という『水面に浮かぶ枝に乗る(#by軍鶏)』くらい達人じみたことを仰っており、私も頑張っているつもりですが、まだまだ実践できません。


大変ではありますが、これこそが研究科に来た意味でして、新たな世界が開けています。険しいことには変わりありませんが、一歩一歩頑張っていきます。そもそも2年前に書道を始める前までは、自分自身がここまで成長できるとは思っていませんでした。最初の体験授業で、『上手くなる気がしないんですけど、大丈夫でしょうか』と言ったほどです。


ただそれでも、おかげさまで筆にも慣れて、たまにお檀家さんから『達筆ですね』と言われるほどになりました。まだまだ満足せず、次の2年間でもぐんぐん成長できるよう頑張っていきます。


それでは、少しスケッチしてから寝ます。おやすみなさい。



南無阿弥陀仏

 

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