上達してるのか?
5/31のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
ついに5月も最終日です。明日から6月となり、やっとこさ衣替えです。さすがに暑くなってきたのもありますが、冬物の法衣に結構傷みが出ていたので、ここで休ませられるのは有難いです。
法衣のちょっとしたほつれなんかは、祖母に縫ってもらってしのいできましたが、さすがにそれでは誤魔化しが利かなくなってきたところもあるので、ここで一回法衣店に預けてがっつり直してもらおうかなと思っています。恥ずかしながら今まで法衣店で直してもらった経験が無いので、どうなるのかも少し楽しみだったりします。
建物もそうですが、メンテナンスって大事です。末永く愛用するためにも、ちょこちょこ手を加えてあげようと思います。
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6月号の予習
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さて、新しい週が始まりましたが、今日は書道の6月号の課題の予習を少ししてみました。(まだ受理されておりませんが)蘭亭序の全臨が終わりましたので、勝手に少し気が楽になっています。
5月号に引き続き、6月号でも角額(全紙を縦に2等分したサイズ。W70 x H67.5cm)に少字数という課題があります。5月号は『徳有隣(鄰)』の3文字でしたが、6月号は『孤雲野鶴』という4文字になり、2行に2文字ずつ書きます。ちなみに孤雲野鶴とは、世俗から遠ざかった隠者のことを言うそうです。恥ずかしながら知りませんでした。勉強になりました。
予習ノートの写真を撮っておけばよかったのですが、忘れてしまったので文字だけで説明していきます。お付き合いください。
実際に角額に書く前に、まずはそれぞれの字を書道の漢字辞典で調べて、楷・行・草など様々な字体でどのように書かれているかを見てみます。次に目ぼしいものを各文字で5~6個くらいノートにピックアップしていき、それらを組み合わせて角額にどう収めるのかをシミュレーションしてみます。また①主役となる字、②準主役となる字、③引き立て役となる字をどれにするかも考えないといけません。
お手本では『野』が主役、『雲』が準主役っぽく書かれていましたが、個人的には『鶴』が一番画数多いし主役にしたいなーという気持ちがあります。そうすると『雲』を準主役にすると主役級が横に並んでしまいますので、自ずと準主役は『孤』になってきます。また、『雲』の草書が結構好きなのでそれも取り入れたいなと思っています。
そして『雲』の対角にある『野』も引き立て役になると思うのですが、地味に画数が多い文字なので存在感なく書くのが難しそうです。草書にするか、細く小さく書くか、かすれさせるか、授業で先生の説明も聞きながら考えてみようと思います。
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実際、上達してんのか?
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書道の卒業が近付くにつれて、『自分は実際、上達してんのか?』と思うようになり、過去に撮った課題を見返すようになりました。書道って急に上手くなることは無くてじわじわと上達するものだと思うのですが、2年前の字を見て少し安心しました。上達していそうです。
過去のものは、線に勢いが無かったり、中心線がずれずれだったり(それは今もそうだったりするけど)、右払い・左払いが汚かったり、まあ挙げていけばキリがありません。過去の課題を今書いてみて、それぞれ比較するのも面白そうなので、今度時間がある時にやってみようと思います。
こんなこと書くと今がよっぽど達筆なのかと思われそうですが、あくまで過去と比べて上達したというだけで、まだまだ下手っぴであることに変わりはありません。師範養成科は卒業となりますが、その後も引き続き書道には触れていこうと思っています。
建替えたら、法善寺で書道教室もしたいなと思っていますので、お楽しみにしていただけると幸いです。
南無阿弥陀仏
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