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下の世代に受け継ぐべき御恩

7/8のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


二日ぶりの更新になりました。一昨日の夜、寝る直前くらいから怪しかったのですが、寝て起きたら高熱が出ていました。測ってみると39.7℃と、おそらく人生で最高体温をたたき出してしまいました。


昨日も色々と予定が入っていたし、土日には法事や新盆も入っているのにどうしよう、と思いながらも、『ここは寝るしかない』と少し開き直り、最低限の連絡だけ済まして(本当にご迷惑を掛けました。申し訳ないです。)寝まくりました。するとぐんぐん汗をかいて、夕方病院に行く頃には平熱並みに戻ってくれました。こんな高熱をたたき出したのも初めてですが、こんな急に熱が下がったのも初めての経験です。


病院では、一応コロナとマイコプラズマの検査もしてもらいましたが、どちらも陰性でした。原因は良く分かりませんが、がっつり寝たおかげで熱も下がり、今日の法務も出来ましたし、明日も大丈夫そうです。ただ病み上がりではありますので、無理しない中で全力を出していきたいと思います。


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下の世代に受け継ぐべき御恩

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そんな今日ですが法事が終わった後に、明日の新盆そして来週から始めるお盆に向けて、切子灯篭を本堂に飾りました。この作業をすると、三年前の父が亡くなる前に入院中のベッドの上からテレビ電話で指示を受けたことを思い出します。どこに保管してあって、どうやって飾るのか、事細かに教えてもらいました。


そして今日は親戚の若手僧侶に法事を手伝ってもらった流れで、切子灯篭の飾りつけも手伝ってもらい、自分自身が指示をする立場になっていました。まあそんなに複雑なものでもないので覚えれば簡単なのですが、早いものでこっちの立場になってきたのかなぁと少し感慨深くなってしまいました。


日本は高齢化が進んでおりますので、35歳の私でも『若手』と言われたりします。特にこの世界にいると、定年もありませんので、35歳じゃ若手感が半端ありません。お寺の世界では、お父さまが元気な場合、60歳でも副住職をされている方も多くいらっしゃいます。


別にそれを悪いとかどうとか言うつもりはありませんが、自分が特異な立場にいるということは理解しているつもりで、だからこそ有難い経験もたくさんさせてもらっています。


父がまだ健在であれば出なかったであろう会もたくさんありますし、回ってこなかったであろう席もたくさんあります。父が亡くなって良かった、という気持ちは微塵もありませんが、これもめぐり合わせ、ご縁なのかなぁと思いながら頂戴している限りです。この年齢でこの経験が出来ることがなんと有難いことか。


最近の私の課題として、下の世代の子たちと付き合う、というのがあります。性格もありますが、年上の人たちの中で生意気なことをピーチクパーチク言っているのが性に合っているため、年下の人たちとの付き合い方が上手くないと自分で自覚しています。


ただ今日みたいなこともありますし、これからは自分が上の世代になっていくわけで、上から頂いてきた恩を私で止めてはいけません。きちんと下にも受け継いでいって、これまでの流れが上手くいくように努めないといけないなぁと思っています。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。そういう付き合いは、父は上手かったなぁ。



南無阿弥陀仏

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