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中道実践なお難し

11/7のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


一気に肌寒くなり、何を着れば良いのか迷う日々を過ごしています。冬にはまだ早いですが、もう秋とは呼べないほどの寒さには到達している気がして、帯に短し襷に長し状態です。


自転車にばかり乗っている身としては特に、手がかじかんで仕方ありません。指が細いからか手の寒さには敏感なタイプですので、とっとと手袋をして対応したいと思います。


まだまだ冬には来てほしくありませんが、今日みたいな感じならいっそのことグッと寒くなってくれても良いかもしれません。


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中道実践なお難し

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アメリカの新大統領がトランプさんになるとのことで、YouTubeやら何やらで選挙の考察について調べたりしています。私なんかには難しい言葉が並んでいましたが、それだけ複雑な選挙戦略が入り乱れていたのでしょう。また、人間の感情を読み解くというのはそれだけ難しいということなのかもしれません。


アメリカは人種のるつぼと言われますが、その属性だけで見れば白人がトランプさん、その他がハリスさんとなるはずです。また、男女の性別で見れば、女性蔑視発言のあったトランプさんには女性は投票しないはずです。


ただ、そうは簡単にならないのが人間の感情というものです。ハリスさんと同じ黒人の女性でも、ハリスさんから出てくるエリート臭を嫌ったなんて考察もあるくらい、一筋縄ではいきません。


こういう大統領選のような大きな舞台になると当たり前に思えますが、そもそも我々は、誰からも好かれるというのは不可能なことです。誰かが好きだと思っているポイントも、他の方から見れば嫌いなポイントになるなんてことはザラです。


同じ事象が起こっても、同じ受け取り方をしないのが我々人間です。これまでの縁起によって築かれてきた考え方、悪く言えば偏見が誰にでもあり、そこを通してでしか物事を判断できません。


私も、それが分かっているなら出来るだけ中立に物事を見ないと、と思いつつも、まったく実践できていません。どちらにも偏らないものの考え方を、仏教では中道と言ったりしますが、言うは易く行うは難しです。


ただまあ、だからといってそれを諦めてしまうのも違います。偏見があることを理解しながら、中立的な視点で物事を見ていきたいものです。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。もし中道を実践できていたら、誰が大統領に選ばれていたんでしょ。



南無阿弥陀仏

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