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久々の書道教室

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


本日、ついに、やっと!法善寺の全口座の代表者変更が完了しました。全く稼働していない口座もありますが、念のために一応全部代表者変更をしたため、結構時間がかかりました。法人名義であれば分かりやすいのですが、昔は有志の団体でも簡単に口座を作れたため、『法善寺○○会』みたいな口座もあり、その子たちの代表者変更が大変でした。


有志の団体の場合、まずは団体の証明から始めなければいけないため、規則を作ったり、名簿を作ったり、セコセコとやっておりました。これらの口座がいつ役に立つのかは分かりませんが、そのままというのも気持ち悪いので、今回一斉に変えられてよかったです。


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久々の書道教室

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さて、そんな代表者変更の波に呑まれていましたが、今日は久々の書道教室に行ってきました。『久々』というのも、先週は御礼回りに出ておりましたので二週間ぶりの書道です。仕事で筆を握ることはありますが、やっぱり書道となると全然違います。周りの人や先生から刺激をもらえるので、改めて書道教室の空間は好きだなーと実感しました。


私が通っている『日本教育書道芸術院』では、2時間授業が『法帖(古典を学ぶ)』『競書(創作課題に取り組む)』という前後半に分かれています。私が今やっている法帖は、孫過庭という方が書かれた『書譜』というものです。孫過庭はとても有名な書家ですが、その方が書いた書論(運筆論というらしいです from Wikipedia)です。『書』のことを書いている論文の文字が素晴らしくて、それ自体が作品となるなんて凄すぎます。


字体は行草体ですが、草書の割合が多めです。ぱっと見、何と読むのか分からない字ばかりですが、段々と慣れてきた気もします。今まであまりなかった、右から左へ向かう実線(連綿線なら良くあったけど)が良く登場するため、また新たな筆遣いを学んでいる感じです。


これまで半紙→半切とサイズを大きくしてきましたが、今日はついに全紙サイズ(半切 x 2)になりました。4行書きで、『ここを臨書してください』というのを3パターンほど頂いておりますので、そこから自分が好きなところを選ぶ感じです。再来週提出みたいで、今日はその前段階です。


臨書することに段々と慣れてきた気がしますが、久しぶりの書道だからか、いかんせん字が大きくなってしまいました。溜まっていた書道への欲求が我慢できていないのかもしれません。今日は2パターンを試しましたが、どちらも全紙に収まらず落款(名前とか)が入り切りませんでした。感覚取り戻すために、お寺でも書道する時間を復活させないといけないなと思いました。


そして競書ですが、今日はとりあえず『条幅楷書』を書いてみました。今回の課題は、『杜甫』という詩人が書いた詩から『西山白雪三城戍 南浦清江萬里橋』という2節です。和訳は『遠く西の山には三つの砦が見える

近くの川には孔明が名づけた万里橋がみえる』となるそうです。『孔明』とは『諸葛亮孔明』のことでしょうから、漢詩越しに有名人に会ったみたいで何だか少しテンションが上がります。


今日は楷書で書いたのですが、書譜から引き続き、どうも字が大きくなってしまってバランスがうまく取れませんでした。前半の『西山白雪三城戍』は比較的簡単な文字が多いため小さく書くのは容易なのですが、後半の『南浦清江萬里橋』は『江』以外は大きくなりやすい字で、一回大きくなると歯止めが効かずに大きくなりっぱなしになってしまいます。難しいです。


最近忙しさにカマけて書道の時間を取れていませんでした。先生、申し訳ないです。怒らないでください。お寺の書道やる部屋が寒いというのもただの言い訳です。すみません、怒らないでください。これからは少しずつ書道の時間を取り戻していきます。


そして驚くことに、来週が競書の提出です。恐怖でしかありませんが、やるしかありませんし、やれば終わるのも見えていることですので逃げずに取り組みます。最近法名などは上手く書けるようになってきていたので調子に乗っていましたが、よく考えればまだまだです。もっと上に行きたいので頑張ります。

 

 

南無阿弥陀仏

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