今年度最後の声明学園授業
7/7のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は七夕でした。とはいっても特に何かしたわけではないのですが、何となく7のぞろ目は良いことが起こりそうな気がしながら1日を過ごしました。病は気から、幸せも気から、ということで少しは幸せな1日になったのではないでしょうか。
細かい仕事が溜まっていたのでバタバタとした1日でしたが、午後に選挙の期日前投票に行ってきました。たかが一票、されど一票、という気持ちで投票してきました。娘を抱きかかえながらでしたので、汚い字で無効票にならないかが不安ですが。
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今年度最後の声明学園授業 =====================
今日は声明学園の授業がありました。授業形式のものは今年度最後となり、お盆を跨いでの7月21日に卒業式・修了式を行って1年間を終えます。2学年の私も一応卒業という形になりますが、来年からは研修科に進みます。
この2年間と日頃の仕事のおかげで、大抵の法務には対応できるようになったかもしれませんが、ちょっと大きな法要だったり、イレギュラーな法要だったり、様々な場面に対応するためにはまだまだ実力が足りません。ということで研修科でまだまだ勉強させていただきます。いつでも、どこでも、なにを求められてもすぐに対応できる、というのが理想の姿です。
声明学園では、5月からはまず夕礼を行い、その後に授業という流れになっています。夕礼は短めのお勤めですが(嘆仏偈、三淘念仏讃三首、回向)、様々な所作・作法を実践して学ぶにはうってつけです。やっぱり本を読むだけでは習得することはできませんので、ちゃんと実践して、そこで何度も間違えながら習得していくわけです。今風に言えば、インプットとアウトプットということでしょうか。私自身も、何度も間違えまくっています。
今日はその夕礼終わりの反省タイムで、先生から『目と耳』のお話がありました。出退のタイミングなどで、ほかの方の動きを探る際に、目(視覚)と耳(聴覚)を大事にしなさい、ということでした。たとえ真隣りの方でも、人間の視野は180度以上あるので顔を向けずとも所作の雰囲気は分かるはずだし、すり足で歩く音、法衣が擦れる音、中啓を落とす音などで、今どういう状況にあるかが分かるはずです。
そういったことに神経を研ぎ澄ましながら、そして周りの状況を理解しながら、自分はどういう所作をしなければいけないのかを考えなければいけません。法要は大きくなればなるほどチームワークが重要です。たとえ小さい所作でも、周りとズレてしまえば悪目立ちしてしまいます。お参りの方々の気が散らないためにも、法要を通してきちんと仏法をいただくためにも、正しいタイミングで正しい所作をするというのはとても大事なんだな、と今日改めて思いました。
来年度の授業は9月8日から始まります。お寺の方はもちろん、そうでない方でも大歓迎ですので、ご興味ございましたら何なりとお問い合わせください。近日中に正式なご案内と詳細を載せます。
今日もブログをお読みいただきありがとうございました。ちなみに声明学園は、開校50年を過ぎました。半世紀以上続くってすごいことです。
南無阿弥陀仏
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