令和6年永代経法要
5/3のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
本日、快晴のもとに永代経法要を厳修することができました。妻が言っていましたが、嫁いでから永代経の日に雨降ったことないんじゃないかな?とのことで、素晴らしい晴れ女っぷりです。
そんな永代経法要を少し振り返りたいと思います。
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令和6年永代経法要
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まず法要に先立ち、本堂のお荘厳の確認を行いました。お華束(お餅)を出し忘れていたことに機能のブログ執筆中に気付きましたので、まずはそこから。無事に大事に至らずでございました。
本堂のお荘厳が一段落しましたら、次は本堂正面に紫幕を掛けます。前日に掛けようかなぁ、でも雨が降ったら濡れちゃうしなぁ、といつも迷いながら当日まで作業を繰り越していて、今回も無事に当日作業です。
11月の報恩講では、これに加えて五色幕を本堂外壁の端から端まで掛けていきますので、作業量が全然違います。紫幕だけなら、楽勝です。
その後は門の両柱に国旗と仏旗を掲げたり、法話の最終チェックなんかをして本番を迎えました。まずは11時からの法話です。
今回のテーマは『布施』としました。悟りに至るための修行である六波羅蜜、その中の一つに布施があります。更に布施は三施と呼ばれる3つに分けられ、お金や金品がなくても出来る無財の七施というのがありますよ、といった話をさせて頂きました。
浄土真宗に修行はない、と言われたりしますが、こういった教えを蔑ろにしてお念仏というある意味上澄みだけを頂くのも違います。良薬ありとて毒を好むべからず、ちゃんと仏教の基礎知識は抑えておきたいところです。
法話が短めに終わってしまったのですが(いつも時間配分に悩む)、その後の私の着替えもそれなりに時間を使うものだったので逆に良かったのかもしれません。びっちり着替えて、12時からの法要に臨みました。
法要の式次第は普段に近いものだったりしますが、参詣の多くのご門徒さんと、多くの僧侶でお経を称えるのは格別です。本堂全体に一体感が生まれますし、あの厳かさこそが何よりの法話なのかも、とか思ったりします。仏教毛穴より入る、です。
ここ数年、コロナ禍により落ち込み気味だった参詣者の数も、今日は回復してきていた気がします。これは本当に、冗談抜きで、何よりもうれしいことです。もちろん満足することなく、もっと多くの方々がお越しになられるように精進してまいりますが、まずはお寺の者一同で喜びたいと思います。
次の法善寺での大きな法要は、11月の報恩講です。もっともっと多くの方々に仏教を届けられるよう、頑張ります。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。まずは、お疲れさまでした。
南無阿弥陀仏
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