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何が大事か、何が大事じゃないか

4/13のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


暑いくらいの時があれば、肌寒いような時もあり、何とも定まり切らない気温の日が続いております。即ちそれが春なわけですが、何度味わっても、こういった寒暖差には慣れませんし、風邪をひかないように、注意しないといけません。


今朝のニュースでは黄砂が取り上げられていましたが、この世界はいったいいつまで我々にマスクを着けさせる気なんでしょうか。コロナが収まったかと思ったら新しいものがやってくる、結局はコロナも『病』の一つでしかなく、『病』自体は決してなくならないということです。コロナが終わったー、やったー、とはしゃぎすぎず、粛々と生活していくしかありません。


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何が大事か、何が大事じゃないか

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ちょっと今週は特にバタついておりまして、書道の提出ウィークですが作品制作に時間が割けずにいたり、日々の生活もバタバタとしております。理由はいろいろありますが、そもそも前もって準備しておけよ、予測不能なことは予測不能なんだから急に起こるんだぞ、と突っ込まれてしまったら何も言えません。エイヤーで乗り切ります。


そういえば少し前にどなたかが、『私たちの生活を脅かす、戦争やら何やらは、偉くて頭の良い人たちが対応してくれるんだから、我々は半径5メートルくらいの人たちを守ることに集中すべきだ』ということを仰っていて、ちょっと納得してしまいました。


この言い分が100%正しいとも思いませんが、確かに我々は、どうしようもない問題に振り回されては、本来取り組むべき問題をないがしろにしてしまうことが多々あります。明日雨降らないでくれ!とか祈ってしまうのも、その典型でしょうか。天気なんて、どうしようもないのに。


突き詰めれば、これは人生観そのものとも言えるかもしれません。優先順位を付け、何を大事にするべきか、何に取り組むべきか、それを取捨選択していくのが人生です。『優先順位を付けられない』とか、『優柔不断で決められない』とか言うこともありますが、優先順位を付けないことを選んでいるし、決めないことを選んでいる、とも言えます。そういう意味では、誰もが選択をしながら、その選択の中で一生懸命生きているわけです。


そんな人生観を自分のこととして、ふと立ち止まって、何が大事なんだろか、何が大事じゃないのに今時間を使ってしまっているんだろうか、と考えてみますと、何とも非合理的な自分がいたりします。合理的な人生こそが理想だ、とも言いませんが、もっとやりようがあるよなと思います。忙しい忙しいと言わずに、一度その人生観を見直してみるのも良いのかもしれません。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。ではこれから、現金が足りなくて神楽坂の駐車場に置いてきてしまったお寺の車を取りに行ってきます。



南無阿弥陀仏

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