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共助で乗り越える

こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は4日、仕事始めだった人も多いんじゃないかと思っていましたが、道路は空いておりました。ちょこちょこ聞くところによると、明日の5日から仕事始めが多いみたいです。


私はお坊さんですので特に休みらしい休みはありませんが、サラリーマン時代はもちろんしっかりと休みがありました。ただ自分の性分的には、今みたいな働き方が合っている気がします。特にお坊さんと言うのは、働き方ではなく生き方ですので。そう開き直れれば楽なもんです。


ということで、もしかしたら年末年始休みの最終日の人も読んでいるかもと思いながらブログを書いていきます。


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今週中にも緊急事態宣言発令か

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さて、大方の予想通り、近々緊急事態宣言が出されそうです。ただ前回(昨年4・5月)とは違い、期間と地域を限定したものになりそうです。影響のある方々は大変ですが、致し方ないかなと思います。私、というかお寺も影響はありますが、重症者数が多くなると他の方たちにしわ寄せが行きますので、とりあえずは我慢の時期です。


しわ寄せがいきます、と未来形で話をしてしまいましたが、本当は既にしわ寄せは来ています。十分な医療を受けられない、というパターンもありますが、それだけでなくコロナが危ないから面会は出来ませんと言う老人ホームや病院がほとんどです。


私の父の場合は、コロナ関係なく病気の分類的に面会が制限されているものでしたが、それ以外の病気でも面会の機会が限られてしまいます。そのまま亡くなってしまった場合、しばらく会っていないまま亡くなったことになりますので、遺族としては亡くなった実感が湧かない、という言葉を実際に耳にします。かくいう私自身もそうです。いつかふらっと顔を出すんじゃないか、という想いが拭い切れません。


そういう気持ちがあるからと言って、亡くなった事実に変わりはありません。その事実を受け入れる役割一つに葬儀があるとは思いますが、その前から段々と現実を受け入れていかないと、やっぱり急には受け入れられません。こういう影響も考えていくと、コロナと言うのは本当に怖いものです。


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とはいえ経済も大事

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今の状況は感染者数や重症者数が増えているので緊急事態宣言は仕方ないにせよ、経済を回すこともとても大切です。この資本主義世界、やっぱりお金を持っているか、もしくはすぐにお金を調達できないと生き残っていけません。『政府や自治体の要請に従ってばかりじゃ、食っていけない』という気持ちも痛いほど良く分かります。


緊急事態宣言が出されたら、改めて法善寺の門徒さんには『法善寺の輪』をご案内しようと思います。困っている方々に手を挙げていただけるよう、積極的にお声がけをして法善寺と言うコミュニティの力で助け合っていければと思っています。


海外ではワクチン接種開始などで夜明け間近な雰囲気も出ていますが、変異種が出てきたりまだまだ気が抜けない状況は続いています。どこまで我慢し続ければよいのか分かりませんが、法善寺としても出来る限りのことをやって、おこがましいかもしれませんが、手の届く人たちはせめて助けられればと思っています。


新年あけて、明るいブログにしていこうと思っていましたが、こんな内容になってすみません。ただ私自身の決意表明として、書かせていただきました。自助は難しく、公助も期待できない、そんな世の中だからこそ共助で乗り越えていきましょう。私も頑張ります。



南無阿弥陀仏

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