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受け継がれ、受け継いでいく

9/24のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


大谷翔平選手が、辛くも14勝目をあげました。いつもより制球に苦しんだみたいですし、後続の投手のナイスピッチに助けられた感はありますが、勝ちは勝ち、14勝目です。おめでとうございます。


個人の記録は凄まじいのですが、チームの勝利が結びついてない分、今年はMVPは難しそうです。なんだか、数年前のラッセル•ウェストブルックを思い出しますが(シーズン平均でトリプルダブル)、大谷選手は今後はきちんと勝利に結びつくキャリアを歩んでいってほしいなと思います。


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受け継がれ、受け継いでいく

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さて、そんな今日もお寺はお彼岸でございます。三連休のお中日でしたが、あいにくのお天気でいつもよりはお参りの方が少なかった印象です。お寺から家に帰る5時頃には、しっかりと降られてしまいました。


気が付けば9月ももうすぐ終わりです。12か月中の9か月が終わったと言うことは、3/4年、75%が終わったと言うことになります。本当に年々、時が経つのがどんどんと速くなって怖いくらいですが、現実ですので受け止めざるを得ません。


思い返すといろんなことがあった一年でした。個人的な出来事も色々とありますが、世間的に大きなニュースといえば。ロシアのウクライナ侵攻と、安倍元総理の暗殺じゃないでしょうか。どちらも、未だにニュースを騒がせ続けています。


こういったニュースに触れると、人が亡くなるというのは、人が生きるということと表裏一体なんだなと思い知らされます。昨日まで平和だった場所が急に戦地になったり、昨日まで元気だった方が帰らぬ人となったり。今年の事件の場合は、どちらも相手が人間なので素直に受け止めることは難しいですが、何が起こるかわからない世の中である、今生きていることは当たり前じゃない、と思い知らされるには十分な出来事でした。


こういうことを思い詰めていくと、『今を楽しく生きなきゃ!』と短期的なビジョンになってしまいがちです。明日死ぬかもしれない、それなら今日を楽しまないと、と思ってしまう気持ちもとてもよく理解できます。が、やっぱり長期的なビジョンも持たなくてはいけません。ご先祖様がいて今の自分がいて、未来の方々から見ればそのご先祖様が自分に当たるわけですから。


お墓参りというのは、自分自身の人生を『線』として捉える良い機会なのかもしれません。受け継がれ、受け継いでいく、自分自身もそういう存在であることを感じ取れるのが、お墓参りなのかなーと思ったりします。一人で生きている気持ちの人こそ、ぜひお墓参りに行ってみてはいかがでしょうか。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。お彼岸も残り2日。お墓参り、お忘れなく。



南無阿弥陀仏

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