台東区って凄い区だ
7/30のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
昨日の隅田川花火大会は、103万人の人が集まったそうです。これは秋田県や香川県の人口よりも多く、富山県の人口と同じくらいだそうで、過去最多の人数だったそうです。コロナによる規制からの見事なV字回復をしたわけですが、それだけの数の人が一晩で隅田川周辺に集まったというのは、改めて考えるととんでもないことです。外国からは、どんだけ花火好きやねん日本人、と思われているかもしれません。
ちなみに大会に掛かったお金は3億円だそうです。道路を封鎖したり、人の流れを規制したりする警察の人件費的なものは除いた、純粋な大会費用だとは思いますが、その金額で100万人を集められるならとてもコスパの良いイベントとも言えます。
その3億円の出所は東京都と台東区と墨田区、そして近隣の中央区と江東区も支払っているそうですが、観客1人当たり300円を還元すれば、売上的には相殺できます。仮に利益率を50%にしても、600円を支払えばペイできますので、コンビニで飲み物を買ったり、帰りにラーメン食べたり、昨日の暑さなら下手したら自動販売機で飲み物4本買うくらいで十分達します。
ちなみに昨日の夜、週末は子供を妻の実家に預けていたので、友人と飲みに行ったのですが、ここなら空いているだろうと踏んでいた三ノ輪周辺も花火目的の観光客の帰りでごった返していました。目に付く居酒屋は全て満席、結果的にはお酒の飲めるラーメン屋さんでキムチやチャーシューをつまみにちみちみと飲むことになりました。地元民ですが、隅田川花火大会、恐るべしです。
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台東区って凄い区だ
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昨日の花火大会で、つくづく台東区は恵まれた区だなぁと思いました。
23区で一番狭い区だそうですが、上野と浅草が含まれています。ごちゃっとした中にも、上野恩賜公園や浅草寺という開けた場所があったり、国立博物館や国立科学博物館や国立西洋美術館という大きなミュージアムがいくつもあります。また、大人の歓楽街である吉原や、最近おしゃれなカフェがいくつも出来て勢いのある蔵前、美味しいご飯屋さんのある谷根千エリアも一部は台東区です。
行事ごとでは、5月6月は至る所でお祭りがおこなれていますし、その中でも三社祭は特に大きなお祭りでたくさんの人が集まります。また昨日の様な隅田川花火大会もあります。上野動物園を書き忘れてしまうくらい、たくさんの魅力が詰まったエリアです。交通の便も良いですし。
これでも全てを書き切れたわけではなく、地元自慢をしたいわけではありませんが、事実として魅力のある区だと思います。コロナによるダメージはあったものの、明けてきてからは台東区にも勢いと活気が取り戻されました。きっと私が生きている間はもうパンデミックは起こらないでしょうから、この元気な台東区とずっと付き合っていければと思っています。
このありがたい環境の中にお寺を構えているんだ、ということをもっと自覚しないといけないと感じた昨日の花火大会でございました。お寺から花火を見ることはほとんど出来ませんが、建替えが終わったら何かしらの形で便乗することも真剣に考えないといけませんね。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。では、明日から、また平日です。
南無阿弥陀仏
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