周りの環境が自分をつくる
11/13のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
昨日のクライマックスシリーズの試合で、日本シリーズの対戦カードが決まりました。セ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスになった訳ですが、昨シーズン6位同士の戦いです。そんな中、どちらのチームも本拠地でイベントなどの予定が入っているそうで、全試合を本拠地で開催するのは難しいというニュースが入ってきました。特に神宮球場は屋外なので、寒くなってきたこの時期を考えると、むしろ東京ドームでやれるのは良いことなのかもしれません。
昨シーズン最下位だったから、まさか日本シリーズまで残っていないと思って他のイベントの予定を入れてしまったのかと思ったのですが、『いや待てよ、そもそも何でこんな寒い時期に日本シリーズやってるんだ?毎年10月ころじゃなかったっけ?』と思い直し調べてみると、オリンピック期間はシーズンを一ヶ月中断していたため、そのままスライドして11月下旬までもつれ込んでいるみたいです。調べる前に予想はしていましたが、そのままでした。
海の向こうのメジャーリーグなんかはシーズン中断していませんので、それだけ日本のプロ野球がオリンピックに対して本気だったという事が改めて分かりました。おかげでの金メダル、本当におめでとうございます。
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周りの環境が自分をつくる =====================
さていきなりですが、与えられた環境ってとても大事だなと思う今日この頃です。
冒頭にもありますが、日本の野球はシーズンを中断してまで専念させてくれたわけです。もっと言えば、IOCは開催地に有利となる競技を正式種目に採用する傾向にあり、その一つが野球だったわけです。そういった環境が揃い、見事日本代表は金メダルを獲得できました。もちろん、日本のプロ野球やIOCやファンの期待に応えた、代表選手たちが何より素晴らしいのは間違いありませんが、違った環境下ではどうなっていたか分からないのも事実です。負けていい理由があればあるほど、弱くなるものです。
話は変わりますが、妻や母や姉が『英語話せるようになりたい』と口癖のように言っていますが、私にはほとんど頼ってきません。私に人徳が無いということは置いておいて、恐らく本人たちも、家族間だと甘えてしまうということに気が付いているんだと思います。だからと言って、逆に厳しくやられてもやりにくいし、ということで私には頼んでこないのではないでしょうか。
そう言えば、何をやるにも形から入る人っていますが、あれは割と理に適っていると思います。例えばスポーツなら、まずウェアや靴を買ってしまう。そうすると、そこに投資した分を回収するためにも、そして『あれだけ用意したのに三日坊主で終わったね』と周囲から言われないためにも、頑張れるわけです。
実はこのブログもそうで、法善寺のホームページでアップするだけではなく私個人のフェイスブックでもアップしています。そうすることで友人知人の目に触れますので、それなりの内容を書かなければいけないというプレッシャーと、毎日書くことをサボれないというプレッシャーを自らに課しています。この方法もとても合理的です。特に私のように、自制心の弱い人間にとっては。
周りの環境は、仏教的に言い直すと『ご縁』になるのかもしれません。選べないご縁もありますが、自分自身が希望すればある程度選べるご縁もあると思います。自分の置く環境を変えたりすると、また違ったご縁を頂くことが出来ます。単調な毎日にうんざりした人は、思い切って環境を変えてみるのも面白いのかもしれません。
私の子供たちにとっては、まだまだ環境は親から与えられるものです。私が単調な毎日を繰り返してしまうと、毎日毎日同じ景色ばかり見ていることになりますので、少しでも違った景色を見せられるように考えていかないといけないな、と思った今日この頃でございました。
南無阿弥陀仏
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