品川上空を舞う鳥たちを見て
2/16のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は人間ドックに行ってきました。人生で初めて胃カメラを入れたのですが、思ったよりもしんどかったです。先日、耳鼻科で声帯を診てもらった時に内視鏡を入れてもらったので、まあこんな感じかと思っていたのですが、その時より直径が倍くらいのケーブルを備えた胃カメラが登場して、完全に怯んでしまいました。今日は鼻から入れたのですが、麻酔しているとはいえ、えずいてしまいましたし、終わった後は鼻水が止まらなかったです。
そんな苦労のおかげか、特に異常は見当たらず、先生からも『綺麗でしたよ』と褒めていただけました。とりあえず一安心ですが、今から来年の胃カメラが怖いです。口よりも鼻の方が楽と聞いていたのですがこんな有様、来年は逆に口から試してみようかなと思いますが、これよりキツいのなら耐えられる気がしません。どうしましょう。
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品川上空を舞う鳥たちを見て
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そんな人間ドック終わり、朝ごはん兼昼ごはんを食べようと品川を検索すると、ラーメン二郎品川店がヒットしました。昨日の夜からプチ断食した体に何よりのご褒美かと思い、まだ10時過ぎだったのですが既に開店しているとのことで、すぐに足を運びました。朝10時という、言わば中途半端な時間に開いている不思議な店だなと思いつつ、そこに吸い込まれていく自分も変わっているのかな、とか思いながらトコトコ歩いていきました。
品川駅の港南口を降りて右手に歩いていったのですが、途中でやたらカラスが出現するエリアに入り込みました。カーカーうるさいし、距離も近いし、数も多いし、何かあるのかな?と周りを見渡すと、左手に食肉市場なるものがありました。業者向けの市場みたいで、ぱっと見ではお肉が地面に散らばっているということもなさそうでしたが、カラスは何かを感じ取って集まってきていたみたいです。空をよく見ると、鳶?のような大きめの鳥も周遊してました。品川駅周辺で、あのような光景に出くわすとは思っていなかったので、驚きました。
優雅に飛ぶ鳥たちを見ながら、鳥がいなかったら、人類は飛行機を発明できていないといった言葉を思い出しました。元来人間の頭の中にある枠では、『空を飛ぼう』とは思わないということでしょうが、面白い物言いです。人類は鳥が存在しない世界に生きていませんのでこの言葉の真偽を確かめることはできませんが、想像すらできないことは発想できない、ということはあるかもしれません。
今の日本人が平和ボケしている、と言われるのも、こういった想像が関係しているのかもしれません。戦争を知らない人がほとんどですし、明日食べるものに困った経験をしたことがある人も、ほとんどいないはずです。そんな世界に生きていると、今の状況が有難いものだとは思わなくなり、何かあれば『日本も戦争できるようにするべきだ、悪は排除だ』みたいな論調になりがちです。
私だって戦争を経験したわけではありませんが、それでも人が日常的に殺し殺される世界が良いとは到底思えません。平和じゃなかった世界、みんな空腹だった世界、そんな世界を想像しながら、今日の日本がいかに恵まれているかを改めて意識し、感謝の気持ちを持たないといけないなと思いました。かなり話が派生してしまいましたが、品川上空を舞う鳥たちを見ながら、そんなことをツラツラと思った人間ドック終わりの時間でございました。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。ラーメン二郎品川店は結構美味しかったです。お酢欲しいけど。
南無阿弥陀仏
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