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商品が先か、ブランドが先か

8/2のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


気が付けば8月になり、来週には世間一般ではお盆休みがやってきます。東京の場合は7月がお盆なのでお寺として何かするということではないのですが、門徒さんのお墓参りは多くなる時期です。いらっしゃる方は、暑過ぎて樒(しきみ)を外に置いておけませんので、玄関にお立ち寄りください。


今週は割と予定がぱつぱつになっていますが、引き続き体調には気を付けて過ごしていきたいと思います。皆様もご自愛くださいませ。


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商品が先か、ブランドが先か

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最近、Netflixで『ピーキー•ブラインダーズ』という海外ドラマを見ています。1920年代のイギリスが舞台のドラマで、主人公はマフィアという設定です。フィクションで、だからと言って特に突飛な設定でもありませんが、面白くて見ています。知ったきっかけは、糸井重里さんのブログで触れられていたからです。


確かシーズン6くらいまで出ていて、私はようやくシーズン3に入ったところです。まだまだ先は長いのですが、いわゆる行き当たりばったりのドラマではなく、キャラクターがみんな立っているのが面白いところでしょうか。恐らく人気が出たから続編続編でシーズン6までいったんでしょうが、ストーリーを伸ばしているのに無理を感じません。これも、キャラが立っているからなんだろうな、と思います。


よく漫画家さんとかが『キャラクターが勝手に動いたんですよ』とか言ったりしますが、このドラマもそういう感じなんだろうなーと思います。主人公がとにかくカッコよくて、同じ髪型にしようかなと思うくらいですが(側頭部全剃り)、そんな主人公の物語だから面白いんですね。言うなればストーリーは後付けで、キャラクターの人生をドラマとして切り取っている、みたいな感じでしょうか。


YouTubeなんかもそうみたいですが、企画を好きになってもらっても短命ですが、人を好きになってもらったら息は長いそうです。ブランドに置き換えれば、商品を好きになってもらうよりも、ブランド自体を好きになってもらう方が良い、ということになりますが、商品がブランドを作り、ブランドが商品を作っているわけですから、そこの塩梅が難しいところです。ナイキなんかは、そこらへんが本当に上手だと思います。


そう考えればお寺も同じですかね。今は、行事だったり企画を頑張っているつもりですが、ゆくゆくは法善寺自体を好きになってもらえれば嬉しいですね。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。現代では、ブランドビジネスがめちゃくちゃ重要みたいです。



南無阿弥陀仏

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