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固有名詞の意味

6/27のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


外の暑さにやられ、クーラーで冷え切った体に、ホットミルクを流し込みながらブログを書いています。冷やしてぇのか暖めてぇのか何なんだと自分でも思いますが、私の乗っている機体(身体)はこういった微妙なコントロールをしないと不具合が発生しますので仕方ありません。もちろんハチミツ入りです。


そういえば、7月から娘の方も保育園に通い出します。今よりも多くの人に接するようになるため、まだ免疫もないためどうしても風邪を引いたりすると思います。もちろん風邪を引いても変わらず育児はしますが、出来るだけ巻き込まれないように、巻き込まれても軽症で済むように、考えうる限りの対策は講じていきます。


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固有名詞の意味

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先日車を運転していたら、とある酒屋さんが店頭で掲げていた『富乃宝山』やら『獺祭』やらの文字が目に飛び込んできました。別にそこまで酒好きでもないですし、ましてや詳しいわけでもありませんが、さすがにこの二つくらいは知っています。どちらもネーミングセンスがあるなぁと感心してしまいます。初めて『トミノホウザン』を頼んでいるのを聞いた時、『なんじゃそりゃ』と思ったのを思い出しました。


名前の由来はもちろんあるでしょうし(宝山はお坊さんの名前みたいです)、味の良し悪しももちろんあるんでしょうが、ネーミングの響きや語呂の良さも、確実にこれらの商品の人気には貢献しているだろうなと推測します。獺祭は短くてキレが良いし、富乃宝山は声に出して唱えたくなります。


こういったネーミングに触れると、子供にキラキラネームを付けたくなる気持ちも少しわかる気がします。ただ、名前自体に意味を持たせたり、音として響きの良い名前なんかを追い求めるのも分かりますが、固有名詞の役割を考えるとそうじゃない、という話を以前テレビで聞いたことがありましたので(林修の初耳学)、自分の子供にはそれぞれ普通の名前を付けています。さすがに名前を載せるのは差し控えますが、恐らく100人いれば99人が、間違えずに名前を読めるはずです。


その番組曰く、固有名詞はある一つのものを特定、指示するという機能があるとのことです。個性を出しすぎて読めない名前、読みにくい名前は、この固有名詞の役割が抜け落ちてしまっている、ということみたいです。


そう考えると、お酒だって平々凡々な名前で良い気もしますが、マーケティング的にはそこの第一印象が大事なんでしょう。人の第一印象は名前ではありませんが、お酒の場合はそうではない、という事でしょうか。マクドナルドも、その名前自体が人を惹きつけると言われたりしますが、人というもの以外ではそれだけ違いを表すのが難しいんですね。


その番組では、名前に個性はいらない、とはっきり仰っていました。そこで例に出されていたのがイチロー選手で、『鈴木一朗』なんていう何かの記入例に出てきそうな名前の人が、前人未到の記録を打ち立てている、と締め括っていました。それを言われたら何も言えませんね。


お寺を新しく建て替えたら、多目的室や喫茶スペースには何か名前をつけたいなと考えています。『●●の間』みたいな感じにしようかしらと思いつつ、全然まとまっていません。仏教絡みのオシャレな名前にしたいなとは思いつつ、みなさんに親近感を持っていただけるような名前にもしたいと思っています。まあまだ時間はありますので、じっくりゆっくり考えていきます。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。ちなみに、子供の名前を決める時の上記以外の条件は、タイプして変換ですぐ出てくるということでした。いろんな人にたくさん名前を呼んで欲しいので。



南無阿弥陀仏

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