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声明の味わいと二淘

1/27のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


夜に少し外に出たのですが、雪が降っていました。積もるような雪ではなくみぞれでしたが、ヒラヒラと舞う様は雨とは違います。今日の東京は夕方頃から急に冷え込んで、腰に響く1日でございました。


昨日今日あたりが一番の冷え込みで、ここからは徐々にですが暖かくなってきます。嬉しい反面、花粉の季節到来ということで、また新たな敵が出現です。マスクと目薬に助けてもらいながら乗り切って行こうと思います。


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声明の味わいと二淘

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昨日のことですが、夜に声明学園がございました。毎週木曜日の夜7時から9時まで、お彼岸やら年末年始やらのお休み以外は、毎週粛々と授業を進めております。


私が所属する研修科は、前半に和讃or伽陀、後半に年度始めに決めた希望科目、という構成です。今週は、前半は和讃(高僧和讃の14組目)、後半に二淘念仏和讃の練習でした。


前半の和讃は、節や音程の確認です。『ここは2拍ですね』とか、『そこの音の下がり方は半音ですね』みたいなご指導を先生から頂きます。正直、三淘の和讃はほぼほぼ問題なく出来るだろう、と自分では思っていますが、いざやってみると微妙なところが間違っていたりします。自分では気が付かないほどのことだったりするので、やっぱり先生にご指導いただくのは大切なんだな、と実感します。


また、声明の場合は五線譜で描けるような音の変化ではありません。音を下げるところでも、スッと下げる場合もあれば、音を回しながら下げる場合もあれば、流すように下げる場合もあります。最初の頃は、終着地点の音の高さが合っていれば問題ないように感じますが、慣れてくると下げ方にもきちんとこだわらないといけません。細かい世界ですが、そこをこだわる・こだわらないで味わいが全然違ってきますので、頑張りたいところです。


そして後半は、二淘の念仏和讃です。以前のブログで『慣れてきました』と大口を叩いてしまったのですが、昨日はかなり苦戦してしまいました。和讃によって節符が変わってくるのは承知の上ですが、まだまだその変化を二淘で表現するまでには至っていないみたいです。頭と耳と声で理解できるよう、引き続き精進しなければいけません。


それにしても声明というのは、なんとも長い道のりです。こういうものにゴールなんてないのかもしれませんが、祖父や父の声明に追いつき追い越せるように頑張らないといけません。人生かけてやるものですので長い目で見ていますが、だからと言ってダラダラとやっても意味がないので、まずは声明学園に全力を注いで勉強していきます。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。上手くいかないことだらけ。これも声明。



南無阿弥陀仏

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