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声明学園で学べること

6/11のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


今日は新調したお寺の車、フィット君の一ヶ月点検でした。お寺の車ですが、自分で選んで車を買うのは初めての経験でしたので、一ヶ月点検も初めてでした。ちょっとドキドキしていましたが、預けて引き取るだけですので特に何もありませんでした。良かったです。


フィット君はハイブリッドなので、前の車に比べて静かで燃費も良いです。一回の給油で1000kmくらい走れますので、最初に満タンにしてからまだ給油していません。というかまだ2メモリくらいしか減っていません。ガソリンに賞味期限があったら切れるんじゃないかと思えるくらいです。


次の点検は11月の半年点検です。このまま何もないことを祈ります。


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声明学園での夕礼 ===============


さて昨夜の話になってしまいますが、声明学園がありました。5月から授業前に夕礼というものが始まりまして、週ごとに研修科→2年生→1年生と担当が替わって勤行をします。


嘆仏偈・三淘念仏和讃トビ三首・回向という簡単な差定ですが、出仕前の喚鐘から、外陣・内陣の出仕・退出まで、衣も着て一通りきちんと行います。夕礼は、読経自体の練習はもちろんですが、出仕・退出などに関する作法の練習がメインの目的となります。私の様な普段お寺でお勤めをしている人でも、意外と見落としている点があったりしてとても勉強になります。


そして昨日は1年生が担当となる2回目の夕礼でした(全体としては6回目の夕礼)。私は1回目のときに出仕したので、昨日は出仕せず、参詣席から読経の声だけ出していました。


そもそも1年生ですし、間違ってこその練習ですので全然良いと先生方も仰っています。ただ、最後の授業までのあと何回夕礼をやるのかと数えると、我々1年生が担当するのはあと1回しか残っていません。そんな中で、私も同じ生徒として立場をわきまえていないことを重々承知していますが、それでも全員が上達した方が良いだろうと思って、昨日は夕礼終わりの休憩時間に同じ1年生の方々に色々とお話をさせていただきました。


偉そうなことを言うつもりは全くありませんが、やっぱり私はほぼ毎週末法事でお勤めをしておりますので、他の方よりは慣れていると思います。喚鐘や鏧の打ち方、御文箱の扱い方などの話をさせて頂きました。夕礼から気付いた点を、自分なりに精一杯お伝えしました。


そうこうしていたら休憩時間が終わり、先生がいらっしゃいました。そして我々の様子を見て、今度は先生からも色々なお話をしていただけました。そしてそのまま終了時間の21時を迎えました。


先生からの話を聞いていて思ったのは、やっぱり知識量が半端ないです。結果的に昨日なんかは完全にイレギュラーな授業となってしまいましたが、それでも色んな質問に的確な答えが返ってきます。昨日はその流れで衣の畳み方を指導していただき、実際に自分たちでも畳んでみたりして授業が終わりました。


東京大谷声明学園は、名前に『声明』と入っているのでひたすらお経を読むのかと思いきや、座学や実践の授業も多くあります。仏具や法具の名称を勉強したり、出退作法を実際にやってみたり、登下高座を実際にやったり。


昨日の衣の畳み方もそうですが、声を出すだけじゃなくて勤行に関わるあらゆることを学べるのが、東京大谷声明学園の良いところだと思います。祖父が立ち上げた学校ですが、よく考え抜かれているなと感心してしまいます。


7月で年度が終わり、9月には2年生になります。どんどん上級者的な授業が増えますので、ばんばん勉強して成長していきます。入学にご興味のある方は、何なりとお申し付けくださいませ。



南無阿弥陀仏

 

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