声明学園の特別講義に向けての準備
1/19のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今朝、息子を幼稚園に送り、その足で娘を保育園に送り届けました。二人ともを私が担当することは珍しいのですが、この息子→娘のコースだと上野恩賜公園を突っ走ることになります。朝から自然に癒やされるので、結構好きなコースだったりします。
それにしても、改めて上野ってすごいなと思いました。山手線の駅から直結で上野公園に出られ、徒歩3分圏内に上野動物園、国立科学博物館、東京国立博物館、東京都美術館、国立西洋美術館、などがあるわけです。
そんな場所に後から駅が造られた、という順番なのかもしれませんが、こんな場所って日本には他にないでしょうし、恐らく世界的にもかなり稀有です。地元ですが、そんな魅力にもちゃんと気付いてあげたいなぁ、そして恩恵に預かりたいなぁと思いながら、何となく日々が過ぎていっています。なんと勿体ないことか。
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声明学園の特別講義に向けての準備
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さて、昨日のブログで書いたとおりですが、2/15に本山での法話、翌日の2/16に声明学園の特別講座が入っています。まだ先だな、と思えるほどの日数も残っていなく、それなりに危機感を持っています。
ということで早速取り掛かろうと思い、まずは特別講座に向けての準備を始めました。日程的には法話のほうが先ですが、そっちはそっちで既に本を読んだりしてインプットをしていましたし、特別講座の方が道筋が見えていたので先にやってしまおう、となりました。
テーマが『声明概説と和讃の読み方』ですので、まずは祖父のつくった声明概説の冊子に改めて目を通しました。昨年のいつだっかに一度声明学園の授業をさせていただいた時に、2時間があっという間でしたので、冊子に書かれている全てに触れていたら終わってしまいます。
ですのでまずは、触れる点と触れない点を選別し、触れる点については書かれていることをより分かりやすく伝えるための実例や、違う角度の伝え方などを模索しました。優れたコーチは同じことでも様々な教え方が出来るコーチ、と聞いたことがありますので、それを目指しています。
その他にも、私なりに『こういった資料があれば、より和讃の音の流れをつかみやすいんじゃないかな?』と日頃から思っていたものがあったので、それの制作にも取り掛かりました。今回の特別講義は、特に基礎の基礎についてのものですので、細部よりも大枠について触れられれば、と思っています。
そんなこんなで準備していて、まだ終わってはいませんが、何とかなりそうな気配をプンプン感じるところまでは来られました。道筋が見えていたという私の感覚に間違いはなかったみたいです。
それにしても、法話での2時間は長く感じますが(何を話せば良いんだろう、と思う)、声明の講義での2時間は短く感じます(何を削れば良いんだろう、と思う)。
不思議なものですが、前者は自分で一から組み立てていかないといけませんが、後者は伝えるべきことは決まっていて、それに対しての資料も揃っている、ということが大きいのかもしれません。冷静に考えれば、道筋が見えていると偉そうに言いましたが、道筋は既に整えられている、と言った方が正しいですね。
こんなところでも相変わらず恩恵に預かりっぱなしな日々を過ごしていますが、せめて独り占めすることなく色んな人にシェアしていければと思います。この土日で、特別講義の準備は9割くらい仕上げて、法話の準備に取り掛かれれば良いのですが。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。ありがたや、ありがたや。
南無阿弥陀仏
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