声明学園スタート
9/9のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
数日前の筋トレの影響か、最近は左ひざの痛みを引きずって生活しています。おそらく、間違ったフォームでやってしまっているんだと思いますが、筋肉痛も相まってまともに動けません。コロナが落ち着いたらバスケ復帰したいので、動ける体にするためには筋トレもしていかないといけないのですが、怪我が怖くて水泳に逃げてしまいそうな自分がいます。
とは言ってもパーソナルを付けるほどの余裕はありませんので、YouTubeなりで独学して頑張ります。やっぱり体動かすのは楽しいですし、痩せたいです。
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声明学園スタート ==============
さて、今日から声明学園が始まりました。9月から始まり、翌年の7月に終わるという年度形式で、今回は令和3年度となります。
以前のブログでも公開させていただきましたが、1・2年生の授業内容は決まっています。確か1年生は偈文(嘆仏偈や三誓偈)で、私が所属する2年生は文類偈の真四句目下を勉強しました。文類偈の真四句目下は、末寺ではあまり使わない偈文ですが、本山などでは使われるみたいです。ちなみに私も、恥ずかしながら初めて読みました。
文類偈は正信偈ととても良く似た偈文ですので、真四句目下も基本的には正信偈を踏襲した感じでやれば問題ありません。ただところどころ文類偈固有の節回しがありますので、そこを注意するようにご指導いただきました。それにしても、真四句目下はやっぱり疲れます。ゆっくりですし、節が他の読み方よりも圧倒的に多いし、それぞれをはっきりと発声しなければいけないからです。今日は結局2回だけ通しで練習しましたが、それだけでも喉がガサガサです。
一方研修科は、毎年最初の授業は、勉強したい科目を生徒さんから募るところから始まります。1・2年生で習ったものでも良いですし、そこでは網羅できなかったマニアックなものもリクエストには上がってきます。そしてそのリクエストを鑑みて、先生方でどこに何コマ割いて、どの先生をあてて、というのを決めていきます。今日の授業終わりに、本日いらしていた先生全員でそのコマ振りを決めました。私も一応事務という事で、その場はお手伝いさせていただきました。
また、始めに書くべきだったかもしれませんが、今日は授業前に入学式および始業式を行いました。短いお勤めの後、学園長代行からのご挨拶、各先生のご紹介がありました。現在の学園長代行は、私の祖父の甥っ子にあたる藤井哲雄先生に務めて頂いています。祖父からも30年以上声明の指導を受けている、大変ベテランの方です。
藤井先生のご挨拶の中で、『声明は楽しい』という言葉がありました。最初は大変かもしれないけれども、突き詰めていけば楽しいものです、というお話でしたが、まだまだ私はそこまでの域には達していないなーと改めて思いました。『真四句目下大変だわ~』とか言ってる場合じゃありませんね。
また、他の先生のご挨拶の中では、『声明はまず聞くところからです』というお話もありました。先生の声明を聞いて耳で覚えるということはもちろん、自分の声を10出せるのであれば4ぐらいに抑えて周りの音を聞く、ということもお話されていました。どうしても自分の声が大きいと、自らの声に埋もれて周りの音が聞こえなくなってしまいますが、そこは意識してでも声を小さくして周りに耳を傾けなくてはいけません。声を出しながらそこまで意識を回すというのも大変なので、やはりよっぽど鍛錬を積まないといけないなと思いました。
何はともあれ、今日から声明学園スタートです。途中入学も承っておりますし(昨年度もいらっしゃいました)、科目別の履修も可能です。どうぞお気軽にお問い合わせください。
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