建替え計画発足から2年
10/31のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は10月の最終日でした。ハロウィンでもあり、衆議院選挙の開票日でもあり、何かと話題の日になったのではないでしょうか。今月に入ってコロナの感染者数も低いところで推移していて、落ち着いた安穏な日々が流れている気がします。つい2年前まではこれが当たり前だったのに、コロナ慣れしてしまっている自分が嫌になります。
衆議院選については徐々に結果も分かってきました。言いたいこともありますが、ここでは差し控えたいと思います。『野球と政治の話はタブー』という風潮は好きではありませんが、ここで言いたいことを書いてもただの文句になりそうですので。
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建替え計画発足から2年 ====================
さて、今日は10月最終日にふさわしく、バタバタとした1日でした。親戚のお寺の報恩講をお手伝いしたり、自坊で年忌法要をしたり、昨日に引き続きもう一度建替え説明会のリハーサルをしたり、報恩講用の朱蝋を買いに行ったりしました。
夕方家に帰り、妻が食事を作ってくれている間に睡魔に襲われましたが、子供たちと遊んで何とか打ち勝ちました。昨日までは一人だったので、その気楽さも良かったですが、やっぱり家族がいる方が良いです。一人だといつまでもダラダラとしてしまいますので。
建替えのリハーサルは、やればやるほど改善点が出て来ます。決まった正解があるものではないので、改善なのか自己満足なのかのボーダーラインは見極めかねますが、やっぱり悔いの無いよう気付いたところは一つ一つ解決していこうと思っています。ただこれ以上はあまりごちゃごちゃと変更はせず、あとは当日の私の話し方ももちろん重要ですので、そこらへん練習して仕上げます。
思い返すと、この建替え計画が始まってから2年以上が経過しています。昔のメールを漁ってみると、2019年の10月に現在の建物や敷地の測量をお願いしていました。その前からいくつかの設計事務所さんとお話をしていて、思い出すと感慨深いものです。まだ何も達成していないくせに、まずはここまで来られたことに変な達成感を覚えてしまいます。
途中、父のことがあったりコロナ禍があったりして計画を進めることが出来ない時期もありましたが、今年に入ってからはバタバタと進んできています。まだ予定ではありますが、ここから2年後には建替えがほぼ終わっているのですが、つまりこれまで歩んできた時間をもう一度歩めば完成しているという事になります。今は折り返し地点で、これまでの2年間は長いような短いような時間でしたが、道半ばここからの方が大変なのは火を見るよりも明らかです。
私のこれまでの人生で、というか、法善寺の誰にとっても完全なる未体験ゾーンに突入する2年間です。何が起こりそうかは予想して対処法を考えていますが、きっと予想もしてないことが起きるはずです。その対処法を知っている人なんて法善寺にはいませんが、乗り越えていくしかありません。頭使って、体を使って、頼れる人に頼って、みんなで力合わせていくしかありません。
これからのことを考えると足が震えますし、今の建物を取り壊すときのシーンを想像するだけで涙が出て来そうですが、ここまで来たからには進んでいくしかありません。幸い周りには支えてくださる方もいらっしゃいますので、その方たちの期待に応えられるように頑張ります。頑張ります、しか言っていませんが、頑張るしか出来ないので仕方ありません。
では、明日からもまた頑張ります。
南無阿弥陀仏
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