思い通りにならないことだらけ
6/26のブログです。
お久しぶりです。
法善寺住職の中山龍之介です。
なんやかんやと色々ありまして、２日お休みしての３日ぶりの更新となってしまいました。もしかしたらご心配おかけしたかもしれませんが、元気にやっております。
お休みした理由はそれぞれ子供がらみです。一昨日は子供と遊んで久々に一緒に寝かしつけをした結果、寝すぎてしまいました。昨日はこれまた子供を久々に寝かしつけをした結果、起きようとしたら珍しくパパをご所望だったので離れられなかったためです。
かわいくはあるのですが、なかなかこちらの思うように物事を進めさせてくれないのも子供の特徴の一つでございます。今日は普段通り、妻が寝かしつけをしてくれたので無事にブログを書けています。ありがとうございます。
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思い通りにならないことだらけ
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子供と一緒にいると、思い通りにいかないことだらけです。ご飯を食べよう！と言っても食べてくれないし、○○に行こう！と言ってもなかなか準備してくれないし、終いには好きなものを与えても『嫌だ！』と言われる始末です。何が何だかわからず、途方に暮れることも珍しくありません。
ただよくよく考えてみると、果たして自分の人生で思い通りになっていることなんて何があるんでしょうか。明日の体調だって明日の朝起きてみないと分かりませんし、応援している球団が負けることなんてしょっちゅうですし、卵かけご飯の醤油の分量だってバチっと決まったことはほとんどありません。
お昼に何を食べるかくらいは思い通りかもしれませんが、それだって自分が望んだレベルで美味しく感じるかと言ったら分かりません。作り手の塩梅もありますが、こちらの体調や気温や湿度にも影響され、思ったよりおいしくなかったな、ということはしょっちゅうです。
自分自身だけでなく、世の中のすべては縁起の通りで成り立っている、というのが仏教の捉え方です。縁起の通りとは、簡素に言えば、全ては影響しあっている、ということです。何かを食べて美味しいと感じるのには、美味しい料理が提供されるという『因』だけでなく、体調良く気温良く湿度良くご飯を食べられる環境があるという『縁』も重要だということです。
そうやって考えると、むしろ『縁』の方が重要なのかもしれません。運動後の水は最高に美味しいですが、寝起きのビールはあまり美味しそうじゃありません。空腹時のラーメンは最高に美味しいですが、満腹時のデザートは苦しいだけだったりします。
子供にとって、今は何が『縁』なのかを見極められれば楽なんですが、それももちろん思い通りにはいきません。息子に限って言えば、テーマパークよりも公園の方がずっと楽しそうです。受け身のエンタメよりも、前のめりに何かをする方が好きみたいで、安上がりと言えば安上がりですが、どこかに連れて行き甲斐がないとも言えます。
思い通りに動いてくれない子供たちを見ながら、そんなことを考えたこの３日間でございました。成長して少しは話は通じるようになりましたが、思い通りに動いてくれる日はきっとやってこないんでしょう。それを受け入れた３日間でもございました。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。まぁ、元気でいてくれるのが一番ですが。
南無阿弥陀仏
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