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提出寸前で足掻く

9/11のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


23年前の今日9月11日、アメリカで同時多発テロが発生しました。数日前に行ったサウナについているテレビで、その光景が改めて放送されていましたが、何度見ても信じられないような光景です。映画みたいと言ってしまうのは不適切なのかもしれませんが、それくらい現実離れしています。


ちなみにその番組では、テロによって息子を殺された日本人の父親の方が取り上げられていました。殺された理由が知りたいと、可能性は限りなく低いと分かりつつもビンラディンに会いにアフガンに行き、その結果戦争の被害に遭っている子どもたちの存在に触れ、その支援活動に力を入れるようになった、という内容みたいです。


サウナ中だったので全てを見られたわけではないのですが、とても興味深い流れでした。何が正義なのか、誰が正しいのか、それらは見る側によって白にも黒にもなるんだろうと思います。もちろん、だからといってテロを容認するわけではないし、無くなるべきものだと思っていますが。


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提出寸前で足掻く

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さて、そんな今日ですが、明日が東京書作展の提出日ということで少し足掻く時間を設けました。足の状態が芳しく無く、様子を見ながらではありましたが。


東京書作展には3つの作品を提出する予定です。そのうちの2つは少字数でもうすでに終わっていますが、今回書いているのはかな交じりの作品です。60 × 180cm という横長の紙に、ツラツラと書いていくスタイルです。


書いている題材は、歎異抄の第2章の一部を抜粋しています。地獄は一定すみかぞかし、で終わるとても有名なパートです。かな交じりなので、当然ながらひらがなを書くことが多くなります。ですので、同じひらがなでも様々な形をレパートリーとして持っていなければいけません。


その勉強は少し大変でしたが、とても面白かったです。ひらがなは、漢字の草書の草書と呼ばれたりするとおり、字源が漢字です。その字源を理解しながら書くと、ひらがなの字形に様々な変化をもたらすことができます。


また、力を抜いた字を取り入れることも意識しました。先生からは、ひらがなの骨格を理解して書けてるから、抜いた字でも違和感無く書けるようになってるはずですよ、と有り難い助言を頂いたので、それを実践しようとしているところです。


確かに以前の私なら、抜いた字を書こうとしたら何を書きたいのか分からなくなっていたかもしれません。ただ、字源を理解し、様々なひらがなの形を少しずつ勉強できているので、めちゃくちゃな字は無くなった気がします。


ただ、作品を写真に撮って見てみると、迫力に欠ける気がします。ひらがなが多いのでどうしても白地が多くなってしまうのは仕方がないのでしょうが、墨をもう少し入れてもいいのかもしれません。


とは言っても、提出は明日です。寸前に1枚2枚書いてみようとは思っていますが、どうなることやら。ギリギリまでもがいてみます。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。納得できる作品を書ける日は来ないらしい。



南無阿弥陀仏

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