明日からお彼岸
9/19のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日は台風の影響から、とても不安定な気候の1日でした。お彼岸は明日からですが、三連休の最終日ということでお墓参りの方が平時よりも多くいらっしゃっておりましたが、残念ながらスコールのような雨に降られてしまっている方もちらほら。少し待てばすぐ止んだので、まだマシな方かもしれませんが。
明日も雨が予想されています。結構日程が恵まれていた今年のお彼岸なだけに、天候に恵まれないのは少し残念ですが、こればっかりは仕方ありません。お越しの際にはどうぞお気を付けください。
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明日からお彼岸
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ということで、明日から秋のお彼岸が始まります。昨日もご案内しましたが、20日〜26日です。お中日は23日、秋分の日でもあり、私の誕生日でもあります。毎年、『こんな忙しいときに生まれてきたのか』と謎の憂いを発生させていますが、今年でめでたく35歳になります。
そして今日はお彼岸に向けての準備をしておりました。表でお客さんとお話しすることもありましたが、それ以外の時間はほとんど裏に引きこもって、御朱印を書いたり、本堂のお荘厳を整えたり、本堂の香炉の灰均しをしたりしておりました。法善寺では今まで、お彼岸は打敷を掛けたりしてきませんでしたが(少なくとも父の時はしていなかったはず)、正式には掛けるそうなので今回から掛けています。報恩講や永代経やお正月では使わない打敷を掛けておりますので私自身も少し新鮮な気持ちですが、お越しの際には是非本堂まで上がってご覧ください。
こういった準備を一人でしていると(一部母にも手伝ってもらいましたが)、父が亡くなったことを実感します。私からすれば、本堂は祖父や父の居場所でした。ただ今は2人ともお寺にはいません。まるで持ち主のいなくなったような本堂を見ながら、これからは私が引き継いでいかなければいけないんだな、という気持ちになります。
2年前の10月に父は亡くなったわけですが、同年の9月のお彼岸は、父の容態が芳しくなく、かなり複雑な精神状態でいたことをよく覚えています。あれから2年、短いような長いような時間でしたが、父なしで年間行事を乗り越えていくことで、徐々に父の死を受け入れられているような気がします。
なんとなく、久々に平常な気持ちで秋のお彼岸を迎えることができそうです。明日は朝イチで、まずは私自身がお墓参りをしようかなと思います。みなさんも、お墓参りをすることで清々しい毎日を送れますように。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。足元にはお気をつけください。
南無阿弥陀仏
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