春のお彼岸入り
3/18のブログです。
こんにちは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日からお彼岸が始まりました。が、あいにくのお天気で、入りとは思えないほど落ち着いた一日になってしまいました。仏法雨風に弱し、という言葉がありますが、その通りな一日でございました。雨風も吹き飛ばせるほどの魅力が仏法にはあるということをお伝えできていないと、反省しないといけないのかもしれません。
とは言っても様々なご事情がありますので無理なことは言わず、明日に備えようと思います。明日は天気も回復しますし、日曜日ですので、今日の分も合わせて多くの方がいらっしゃるんじゃないかなぁと予想しています。今日の雨の影響で、場所によっては足元が悪くなっているかもしれませんので、どうぞお気を付けて。
お越しの際には、御朱印もございますのでどうぞ本堂にもお詣りください。
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お彼岸前最後の声明学園にて
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もう一昨日の話になってしまいますが、お彼岸前最後の声明学園の授業がありました。声明学園のスケジュールは少し特殊で、祝日とかは休みではありませんが、お彼岸や年末年始やお盆はお休みとなります。お寺カレンダーとでもいいましょうか、寺院が忙しい時期は避けているわけです。
そんなこんなで一昨日の授業ですが、五帖御文の最後の授業でもありました。回数にして6回ありましたので、結構たっぷりと学ばせていただきました。最初は6回は多いかなと思っていましたが、読法はもちろんですが、作法の勉強もできましたのでむしろ丁度良いくらいのボリューム感でした。
昨日は読法中心の勉強で、一人ひとり読んでいき、先生にご指導を賜るわけです。御文は拝読物といって、原則一人で読むものですので、授業でも一人で読みます。ゆえに待ちの時間が長くなってしまうわけですが、他の方が読んでいるときも勉強になります。こういうところには指導が入るのか、という時もあれば、自分的には違和感があっても指導が入らないということは問題ないんだな、という時もあります。自分の中にあるものが必ず正解だとは限りませんし、また声明に明らかな正解もないのかなと思っておりますが、ある程度の基準はあるわけで、人のを聞きながらその辺りを探っていきます。
また、自分で読んでいて間違っていないところでも、それが気が付かないうちに自然と身に付いてしまっている場合は逆に厄介です。それが正解だとも思っておらず読んでしまっていますので、ちょっとしたきっかけで変な方向に行ってしまうことがあります。野球で言えば、好調なバッターが変に試行錯誤した結果スランプに陥ってしまうかの如く、間違えてようやく『あぁ、最初ので合ってたのか』と分かるわけです。表面化して来ないだけに厄介ですが、こういうポイントが意外と色んな所に散りばめられています。
昨日もそんな場面がありました。細かい話は省きますが、やっぱり自然と出来てしまっている部分は無くしていく努力が必要かなと思います。ここはご指導いただいたことないな、でも合っている確証もないな、という時には先生に積極的に聞きに行く姿勢を持たなくてはいけません。そして、そんな捻くれたな質問にも付き合ってくださる良い先生ばかりで、本当に有難い限りです。指導する身になることを見据えて、出来るだけ全てをクリアにしていくよう尽力していきます。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。声明学園は3月30日から再開されます。
南無阿弥陀仏
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