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時間の貴重さを知る

6/21のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


暑さと湿気から、顔がテカテカしてくる季節がやってきました。まだまだ夏本番ではありませんが、それなのにこんなに不快だなんて信じられません。夏の到来が怖すぎます。


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あの頃は時間があったなぁ =====================


昨日の夜、子供たちの寝かしつけで一緒に寝てしまいました。それが子供たちも寝てくれるので良いのですが、昼寝とかした後はすぐに寝られないタイプなので、結局夜遅くまで起きてしまいました(二時くらい)。


まあその時間はYouTubeを見たり、SNSで昔の投稿を漁ったりしていたのですが、大学時代に一人でいろいろと旅しているときのことなんかを思い出して、あの時はそんな時間の貴重さを理解していなかったなーと回想していました。


大学時代、夏休み中はだいたい日本に戻ってきていました。ただあまり長くいると英語を忘れてしまいますので、その勘を取り戻すために授業が始まるより先にノースカロライナに行って、親戚のお店を手伝いながら暮らしたりしていたのですが、そのアイドリング期間がなんと3週間。一応お手伝いはしていましたがハードな仕事ではありませんでしたし、それ以外に特に何かをするわけではなく、のんびりと3週間過ごしていました。なんて贅沢な時間なんでしょうか。


また別の夏休み中、『見ず知らずの場所で過ごしたい』と謎の意気込みで、全く馴染みのないアリゾナ州トゥーソン(Tucson)という街のホステルで過ごしたこともありましたが、その期間がなんと一か月。それこそ何の目的もない滞在期間で、暑いし(平気で40℃越え)、自転車盗まれるし(しかも買って3日)、何をしていたかも全然覚えていませんが、そんな場所で一か月も過ごしたわけです。なんて贅沢な時間なんでしょうか。


ここ最近で、旅で長い時間を過ごしたのはいつだろうかと思い返すと、2018年の年末に行った『親鸞聖人の足跡を辿る旅+α』でしょうか。10泊11日の一人旅で、親鸞聖人ゆかりの旧跡、浄土真宗所縁の旧跡、その他有名寺院を回る旅でした。その頃は結婚はしていましたが子供はいませんでしたし、父も元気にしておりましたのでそんな一人旅が許されたわけです。今ならちょっと難しいかもしれないなと思いつつ、贅沢な時間を過ごしていたことを今になって痛感します。


時間の長さは物理的には変わらないわけですが、今とあの頃では感じ方は全く違います。正直、昨日の夜更かし中に、ノースカロライナでのアイドリング期間が3週間だったことを知ったとき、本当にめちゃくちゃ驚きました。もちろんアイドリング期間があったことは覚えていますが、せいぜい1週間くらいだろうと思っていました。ただ実際は3週間、あの頃はそんな長い時間を過ごしていた気もしていませんでしたので、時間の感じ方が今と昔で変わっているということでしょう。


まあいろいろ言いましたが、ここ2年くらいがちょっと異常なくらいバタバタしている感はありますので、少し落ち着けばゆったりした時間を感じられる日も増えてくるかなと思います。ただそれでも大学時代みたいな過ごし方はできないはずで(老後くらいになればあるか?)、あの頃は時間の貴重さを理解していなかったなーという結論に至りました。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。時間は誰にでも平等、それは正しくもあり嘘でもある、とか言った昔の化粧品CMでのキャッチコピーを思い出しました。



南無阿弥陀仏

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