暴力と仏性を兼ね備えた人間
7/14のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
今日はお盆2日目、途中晴れ間も見えましたが、基本的にはグズついた天候でした。かき氷は、昨日ほどの売れ行きは見せませんでしたが、それでも人気のコンテンツです。私も、今日で最後だからと記念に頂きました。昨日は昨日で、今日は初日だからと記念に頂きましたが。
かき氷の売れ行きからも分かりますが、昨日の方が多くの方がいらしてたかなぁという印象です。仏法雨風に弱し、と言われるみたいですが、雨が降ったり風が強い日にはお寺から人の足が遠のく、ということです。はいはいそうですね、と受け入れがたいことではありますが、自然のことですので受け入れないといけないことでもあります。
明日は3日目、三連休の最終日でもあります。またパッとしない天気になりそうですが、今日様子を見て来られなかった方々が多くいらっしゃるんじゃないか、と勝手な予想を立てております。明日こそ、より多くの方々とお話が出来ますように。
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暴力と仏性を兼ね備えた人間
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今日の日中、アメリカでトランプさんが演説中に銃撃に遭った、というニュースが飛び込んできました。トランプさんは耳を撃たれたものの命に別状はなく、ただ容疑者と参加者は死亡し、その他にも2人が負傷されたそうです。
この事件を受けて、日本人ならおそらくほぼ全員が2年前の安倍さんの銃撃事件を連想したはずです。私が生まれてからここ最近までがあまりにも平和だったのかは分かりませんが、この手のニュースを現実として捉えきれていない自分がいます。
戦争の歴史を見ても分かりますが、人間には間違いなく暴力的な一面があります。生き物として仕方ないのかもしれませんが、だからといってそれを前面に出して良いわけがありません。そして仏教では、どんな人間にも仏性が備わっていると説かれます。
仏性というのは、仏様になるための種のようなものです。暴力的な面もあれば、仏となれる素質も兼ね備えている、そんな矛盾をはらんだ生き物が我々人間です。今回の事件では暴力的な面が表に出てきてしまいましたが、あわよくば仏性が表に現れるニュースなり事象なりが頻出する世の中になってほしいものですが。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。仏のような人になれれば良いのですが。
南無阿弥陀仏
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