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書道 少字数に再挑戦

8/24のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


一昨日のブログを、子供の寝かしつけですっぽかしてしまったため、書くことが1日ずつずれていますが、慶應高校が夏の甲子園で優勝しました。初優勝なのかと思ったら107年ぶり(第二回大会ぶり)の優勝とのことで、驚きました。調べてみると、第一回大会は京都二中が優勝しているので、現存している中では最古の優勝校と最新の優勝校との決勝戦という事になりました。


勝負の世界ですので勝敗はつきましたが、参加校全ての選手がいないと成り立たないものですので、敗者はいません。夏の甲子園とか、お正月の駅伝とか、日本で異常な盛り上がりを見せる競技にはあーだこーだ言う人もいますが、世界と変わったところがあるから独自性があるわけで、今後もこの異常な盛り上がりが続いていってくれることを願います。ともかく、皆さんお疲れ様でした。そしておめでとうございます。


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書道 少字数に再挑戦

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さて、話は今日に戻りますが、書道教室に行ってきました、7月全然行けていなかった分をついに取り戻し、来週の8月31日に行くことで9月分位突入しますので、ついに追い越す事になりそうです。9月はお彼岸もありバタバタしそうですので、通える時に通ってやろうと思っています。


まず前半ですが、少字数の制作を行いました。東京書作展という直近の展覧会用のものでして、先日すでに取り組んで終わったはずのものでした。ところが私の誤字が発覚し、改めて書き直す事になりました。付き合っていただいた先生に感謝でございます。


今日書いた題字は、『隠顕(おんけん)』という2文字です。隠れたものと顕(あらわ)れたもの、という言葉ですが、仏教用語としては表面上の方便と、その裏に隠された真実のことを指したりします。これを横バージョンと縦バージョンでそれぞれ書きました。愚足が写り込んでしまい申し訳ございませんが、お付き合いいただけると幸いです。


縦バージョンだと高さ200センチ越え、横バージョンだと幅180センチほどの紙に2文字ですので、当然ですが一文字一文字をデカデカと書きます。大きな筆をお借りして、バケツに溜めた墨汁にドバドバ浸しながら書く、というスタイルなので、家でやろうと思ってもなかなか出来なかったりします。


どこもかしこも墨がたっぷり入ってしまうとつまらないので、どこに白(空間)を置くか、どこで力を抜くか、というところを意識したつもりですが、なかなかうまくはいきません。筆が極太のため意識しないでも太い線が出てしまいますが、味のある線と言いますか、立体感のある線を書くには撫でたような筆使いではいけません。ザッ、ザッという筆と紙が擦れる音をさせながら力強く筆を運んでいくのが理想ですが、これにも慣れが必要なので難しいのですが。


少字数は良くも悪くもすぐ終わりますので、手応えを感じにくかったりします。何枚でも書ければ良いんですが紙の枚数や墨の量にも限りがありますので、一枚書いて修正してもう一枚、というのが現実的です。縦横、どちらも2枚ずつ紙を用意しましたが、どちらも2枚目の出来が良かったのはそういうことでしょう。きちんと向上させられた自分を褒めてあげたいです。


ということで短い時間で少字数の制作は終わりましたが、今回経験できたことをお寺の掲示板に生かしていきたいと思います。まずは9月分は少字数にする予定ですので、またご覧いただけると幸いです。


本日もブログをお読みいただきありがとうございます。また更新がテッペン過ぎてしまいました。



南無阿弥陀仏

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