書道 書初めの提出
11/14のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
寒いとやる気が起きず、暖かいところに行くとぬくぬくしてやる気が起きず、という悪循環に陥ってしまいました。これが冬の魔力、引力かと、36歳にして苦戦しています。
とは言え寒いほうが色々と支障ありますので、暖房をガンガンにしたいところですが、今の光熱費は馬鹿になりませんので節約しながら活動しているつもりです。それにまだ11月です。まだ本格的な冬ではありませんので、この時点で甘えるわけにはいきません。12月入るまではひとまず、暖房はほどほどにしながら頑張っていこうと思います。
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書道 書初めの提出
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そんな今日ですが、書道の提出がありました。毎月の課題ではなく、書初めの課題です。『まだ11月なのに?』と思われるかもしれませんが、この時期に提出しないと1月の展示には間に合わないとのことで、毎年この時期に書初めの課題を行っています。
ということで、写真の三点を提出してきました。一番左が少字数(無邉春)、真ん中がかな交じり、そして右が漢字(飛龍乗雲)です。どれも淡墨で書いたものになりますが、先生のおかげで良い色が出ました。ありがとうございます。
まず少字数ですが、左の『春(草書)』は面白い表情で書けたかなと思います。右側の『無』を邪魔しないように空間を取ることもできました。その『無』も、主役にしようと思って書いてこれですので、そういう意味での目的は達成できた気がします。ただ『邉』はなんだかどっちつかずになった印象です。大人しくしてもらうなら、草書にしてもよかったかもしれません。
ちなみにお寺でもいくつかのパターンを試してみました。『無』を主役にするのであればこういう異体字(𣚨)もあるぞということで書いてみましたが、結局は先ほどの淡墨の作品が採用されました。採用こそされませんでしたが、ちゃんと頭を働かせてチャレンジした自分をほめてあげたいと思います。
次にかな交じりですが、淡墨との相性の良い作品になったんじゃないでしょうか。ただまだまだどうしても字を置いてる感がありますので、リズムを出して呼吸を作りながら書きたいところです。抜けた字もなく、もっとふわ~っとして書いてみてもよかったかもしれません。
最後に漢字ですが、『飛』と『龍』は法善寺の山号である龍飛山に含まれている字のため、逆に書きづらかったです。書きなれているとその字の型が自分の中にあって、それを打ち破るのが難しいんですね。必死で打ち破った結果がこれですが、改めて見るとまだまだです。これまた、置いた感のある作品になってしまいました。
少字数をやると、字を『書く』ということがいかに難しいことかと気が付きます。呼吸の宿った字を書くのは本当に難しくて、私の場合はまだまだ平面的と言いますか、薄い作品しか書けていません。線質に幅を持たせて、呼吸にリズムを持たせて、と頭では分かっているつもりでも、紙の上で表現するのは容易ではありません。
ということで、引き続き書道を頑張っていきます。これも教化につながっている、と信じてやっていきます。
今日もブログをお読みいただきありがとうございます。書の道険し。
南無阿弥陀仏
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