書道 3月分課題提出
3/16のブログです。
こんにちは。
法善寺住職の中山龍之介です。
昨日のお彼岸に向けての仏具や法具のおみがきが終わったのですが、今日はそこにお彼岸用の花が供えられました。ご門徒さんに花屋さんがいらっしゃいますので、いつも通りにお願いをしているのですが、いつも通り素敵なお花です。この時期にはいつも桜の木の枝が入っていまして、そこにある蕾が日が経つごとに徐々に咲いてきます。お彼岸中そんな変化を楽しめるのも、我々の特権なのかもしれません。
そんなこんなで、明後日からお彼岸が始まります。明日はお荘厳を整え、御朱印の書き込みをする予定です。バタバタと頑張ってまいります。
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書道 3月分課題提出 =================
そんな今日でしたが、午前中に書道の課題提出がありました。ついこの前、2月分の課題提出をした気がしますが、あっという間に3月分の提出です。2月は日数が少ないということもありますが、それにしても時の流れが早すぎます。
ということで、いつも通りの6つの課題を提出してきました。ちなみに、先月の結果が振るわなかったため、どれも昇級チャンスではありませんでした。気軽な月です。
一番大きな創作ですが、杜審言(としんげん)という方の『渡湘江』という詩でございました。おそらくですが、この方の詩を書くのは初めてです。杜甫とか白居易とかが、良く出て来るイメージですね。
今号では、自分としては、書き慣れていない字体を色々試してみました。1行目一番下の『鳥(草書)』とか、2行目一番上の『作(異体字)』とか、最後から2文字目の『北(草書)』とか。書き慣れていない字は書くべきではない、と言われたりもしますし、今までの自分はそうしてきましたが、そのままではいつまで経ってもレパートリーが増えません。なので、今月は昇級チャンスでもないですし、実験してみた感じです。
全体の印象としては、黒いところ、墨の乗ったところをもっと表現した方が良かったかなと思います。力を抜くところを意識して最近はやっていたのですが、そうなると黒い部分が疎かになってしまいました。先生にもご指摘いただきましたし、その前に自分でも気が付いて家で何度も書いたのですが、なかなか表現しきれずに今日の提出を迎えました。順調に成長するというのは難しいものです。
その横が王鐸の臨書になります。最近は法帖でも王鐸の臨書をやっているおかげか、少しずつ見るべきポイントが分かってきた気がします。とは言ってもそれを臨書で表現できるかどうかは技術の問題になってきまして、そこが難しいところでもあります。先生からは、全体的に細すぎるとも言われましたので、ちゃんと体重乗せて書かないといけませんね。
その横が楷書です。筆に墨が無くなってきたときにどう書くかが課題で、『歸』や『藤』や『昏』の表情が乏しくなっている印象です。ただ、全体で見れば、墨が入っているところと入っていないところのコントラストが効いていて、創作でもこれくらいやりたいなぁと思える内容でした。
その横がかな交じりです。こちらも実験として、初めて上下の二段に分ける書き方をやってみました。他の方がやっているのを見ていてマネしたい気持ちがあったのですが、難しそうだし二の足を踏んでおりました。やってみると、思っていたよりも難しかった印象です。上段・下段の形がほとんど一緒になってしまい、諸先輩方のを見ると表情豊かなのに、全然出来ていません。でもまあ、始めてみないと分からないことでしたので、良い一歩だったかなと前向きに捉えております。
全体的に足踏みをしてしまって、順調に成長しています、とは言えない状況です。ただここで歩みを止めてしまっては意味がありません。色んな経験や実験をしながら、少しずつ上に上がっていくものなはずですので、引き続き精進してまいります。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。大丈夫、上手くなってる、と言い聞かせて頑張ります。
南無阿弥陀仏
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