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書道2月の課題提出

2/21のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


『宗教を知ろう』まで残り2日となりました。並行して、法善寺の会報誌『家庭通信』の執筆もしなければいけないのですが、なかなか集中することができません。とは言いながらも進めなければいけないので、パチパチとやりました。3割くらいの完成度でしょうか。


明日は会場作りや資料の最後の読み込みに時間を使いたいと思います。パネリストの方々は間違いない方々ばかりなので、良い会になるかどうかは司会の私にかかっています。みなさんの話を引き出し、よいディスカッションが行われるよう頑張ります。


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2月の課題提出

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そういえば、先週の書道回が無くなっておりました。少し時間が経ちましたが、今日のブログを書道回とさせていただきます。(2/17に2月の課題を提出しました)


まず一番大きな創作ですが、今月は黄庭堅という方の監視が課題でした。『満川風雨独憑欄 綰結湘娥十二鬟 可惜不当湖水面 銀山堆裏看青山』と書いてあります。相変わらず一文字一文字が四角くまとまってしまいがちで、全体がなんとなく碁盤の目のようになってしまっています。見どころを作れていないわけですが、ここからの脱却方法がよく分かりません。


ただ唯一良かったと思うのは、墨の潤渇をきちんと付けられたところじゃないでしょうか。掠れたところでも、軽く書くのではなく、ゆっくりと筆を擦り付けることで、『水(草書)』なんかは粘りのある字が書けたんじゃないでしょうか。提出した作品は書道教室の時間内で書いたものですが、先生から『そこ、もっとゆっくり書きましょう!』と檄を飛ばしていただいたおかげです。


次に楷書は、白居易の詩から『間關鶯語花底滑 幽咽泉流氷下難』と書いています。線質が良くなったと先生に褒めていただきましたが、確かに研究科に来たての頃に比べると全然作品の深みが違います。この感じを創作やかなまじりにも展開していきたいものです。


地味に気に入っているのは『咽』です。墨が筆に残っていない中で粘り強く書けました。形も横つぶれにすることができて、右側の字と違いを作れています。作品全体にも、この字が効いてきている気がします。


その左横は臨書です。臨書は毎月、王鐸の作品を書いています。創作などで行き過ぎた(破綻しすぎた)感覚を元に戻す役割があるそうです。字の大小を上手くつけられたんじゃないでしょうか。いい加減、次のクラスに昇級したいのです。


そして一番左がかなまじりです。楷書の時に褒めていただいた線質をこっちにも展開できればと努力したつもりですが、どんな感じでしょうか。また、個人的には『う』は上が小さく下が大きい、『り』は左が小さく右が大きい、という固定概念がある中で、その逆の形で書くことができたのは収穫です。こうやって字形のレパートリーを増やしていきたいものです。


半紙のかなまじりは、こうやって見ると全体のバランスは良く見えますが、地より天のスペースが空いてしまったので失敗です。文鎮置いているのがバレバレなんですね。


その横の細楷は、今月は時間に余裕があったので何枚も書くことができました。その中でも良い出来のものを選んでいただきましたので、こちらも何とか次のクラスに昇格したいものです。


ということで、2月も無事に提出することができました。3月は毎月の課題に加え、書作展の作品作りも入ってきますので大変そうです。出来ることを早めに終わらせていきます。


今日もブログをお読みいただきありがとうございます。毎月追い込まれていますが、だからこそ成長できるものです。大変さを成長痛と割り切れるメンタルを持ちたいものです。



南無阿弥陀仏

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