書道の創作で考えていること
8/6のブログです。
こんばんは。
法善寺住職の中山龍之介です。
先日の雷雨もありましたが、今日は3時頃に突然大雨が降りました。すぐに止みましたが、まさにスコールという感じの雨で、ちょうどその辺りの時間に出かける予定があったので焦りました。暑い中でも、少しずつ雨が降ってくれて、地面を冷やしてくれているのでしょうか。
気付けば8月最初の週末も終わり、段々と夏も終わりに向かっている感じがします。暑い日は相変わらず続きそうですが、これまでよりは少し落ち着きそうです。早くデニムが履けるくらいの気温になってくれることを願いながら、また日々を過ごしていきたいと思います。
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書道の創作で考えていること
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さて、昨日のブログでも書きましたが昨日は久々の書道教室に行ってきました。そこでやった創作の過程を、自らの反省も含めながら振り返っていければと思います。書道やってる時、そんな感じで考えてんのかぁ、とぼんやりとイメージしていただけると嬉しいです。
写真のが、8月提出の楷書の課題です。左側がぶっつけ本番で書いた一枚目、右側が二枚目になります。こういう場合、一枚目に書いた方が結局良かったということは往々としてあり得るのですが、一応二枚目はこの辺りを修正したくて書きましたよ、ということをお伝えできればと思います。
まず左の一枚目ですが、へんとつくりから成る漢字に関して、どっちも同じ感じで書いている字が多くなってしまいました。へんを主役にするのか、つくりを主役にするのか、そこのメリハリをつけたいなと思って二枚目を書きました。例えば二文字目の『蝉』ですが、二枚目は『虫』を小さくし、『単』を大きめに書いてみました。単体で見るとどっちがカッコ良いかと言うのは言いづらいところがありますが、表情は出たかなぁと思います。
また次に、横画の長さにも変化を持たせました。2行目頭の『正』なんかは、一枚目は最後の横画を長めに引っ張りましたが、二枚目は短めにしてみました。その横にある『鳴』が割と目立つ字ですので、その横の『正』には少し控えめにいてもらいたいな、という狙いからです。同じ様に、1行目最後の『耳』も一画目の横画を短めにしましたが、これはその横に来る『黄』の横画を長くしたかったからです。
ただ改めてこうやってみると、横長の字が全然無いなぁと感じます。全て縦長もしくは正方形になってますので、横に長くなった字があっても面白い気がします。『桐』や『人』なんかはもっと横長にできる字ですので、そこでメリハリつけられたら面白いかなぁと思います。
とまぁこんな感じで試行錯誤しながらやっております。結局一枚目が良かったんかい、と思うことも多々ありますが、そこまでの過程に無駄はないはずで、書き込むこともそれはそれで大切です。やればやるほど上手くなれれば楽なんでしょうが、それは人生と同じで簡単ではありません。また頑張って3歩進んで2歩下がるくらいでやっていければと思います。
今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。でもまぁ、4年前に比べれば段違いに上手くなりました。
南無阿弥陀仏
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