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書道の課題提出

8/17のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


連日続いていた雨ですが、今日でようやく終わりそうです。明日からは晴れた日が続きそうですが、気温は35℃とかまでは上がらず、段々と秋に向かっていきそうです。


と思ったら、そんな今日に緊急事態宣言の延長が発表されました。地域も追加され、9月12日までだそうです。確かに連日の感染者数や重症者数を見ていると、まあ延長されるだろうとは思っていましたが残念です。何より、延長したところで何が変わるのかが見えないため、暗闇を走らされている感覚に陥ります。自分としては、引き続き注意を払いながら生活をしていきます。


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書道の課題提出

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さて、連日このブログでも書道の課題制作について取り上げてまいりましたが、ついに今日提出を迎えることとなりました。実は研究科に入ってからは初めての課題提出でしたので、師範養成科とは少しだけ勝手が違う中、先生方に教えていただきながら何とか提出することが出来ました。


ということで、師範養成科時代もやっておりましたが、研究科になっても毎月の課題を振り返っていきたいと思います。お付き合いください。

まずは半切3つをご紹介します。


右が『かな交じり』の課題で、今月は(確か)馬場あき子さんの『熱心にいふとき 胸に手を當(当)つる 男友達ゐて 夏は来ぬ』という短歌でした。書置きしていた作品ですが、改めて見てみると最初の『熱』をもっとつぶして(黒くして)書いても良かったかなと思います。また、これは書いたときにも思いましたが、『夏』がどうもうまく決まっていません。あそこに渇筆を入れるのは、やっぱり良くなかったのかもしれません。ただ、『當(当)つる』の力の抜け感というか擦れ感は良い感じかなと思います。いい表情してます。


真ん中が『臨書』の課題で、これは研究科になって追加された課題です。(確か)王鐸の『鴻筆作一傳傳家耀俗容過面懇之賤體』と書いてあります。臨書ですので、古典の文字を出来る限りそのまま書かなければいけません。何となく上手く書けた気もしますし、ただただなぞっているだけで気持ちが入っていない気もします。まだ最初なので、上手くなじめずに終わった気がします。


左が『楷書』の課題で、今月は『龍虎慙因点画生 雷霆却避锋芒疾』と書いてあります。師範養成科時代は一文字一文字を丁寧に書いていましたが、研究科では全体としての完成度が求められるみたいです。ということで潤渇を意識して書いてみました。先生には、『龍』が何となく浮いていると言われましたが、自分の名前に入っているので変に書き慣れている分、癖が付いているのかもしれません。書き慣れていても、書き慣れ過ぎていても、良い感じにはならないというのが面白いところです。


写真上の小さな作品は、右が『細楷』、左が『半紙かな交じり』です。細楷はいつも通りですが、半紙かな交じりは研究科から始まった課題です。上手くまとめられたかなと思いましたが、先生からは『こじんまりとしちゃったね』と言われ、確かにそうだな~と思ってしまいました。まとめ方は教わった通りなんですが、そこからもう一つ味を出していくという事を研究科では求められるのかなと思いました。守破離で言えば、師範養成科は『守』、研究科は『破』ということなんでしょうか。

#『離』出来る日は来るんでしょうか


そして一番大きな作品が、『漢字 創作』でして、これも研究科から始まった課題です。縦234cmですので、本当に特大です。広げるのにも畳むのにも時間がかかります。


とりあえず潤渇は意識しようと思っていましたので、それは表現できたかなと思います。また、1行目下の方の『寒』なんかは、抜け感のある字が書けたんじゃないでしょうか。ただ、見せ場となるべき『聲(声)』はあまり上手く跳ねませんでした。先生には『耳』の右だけじゃなく左の縦画も長めにすれば良かったんじゃないかと言われ、確かにそうだな~と思いました。


何はともあれ、無事に提出完了しました。7月にギックリ腰やら何やらでお休みしてしまった分の振り替えのため、ここから3週間は週2回通いとなります。今週は木曜日にも行く予定です。更に、今日は時間が無い中だったので提出だけして帰ってきたのですが、その場合は1回の授業に数えられないそうです。ということは、更にどこかで振り替えないといけないので、この3週間で7回書道教室に通うことになりそうです。


この機会にガッツリ鍛えてもらいます。頑張ります。



南無阿弥陀仏

 

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