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書道・3月号の課題提出

3/26のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。

今日も10km走ってきまして、今月の100kmへの道は残り13kmとなりました。あと5日ですので何とかなりそうと思いきや、日・月と雨予報みたいです。少し厳しい可能性もありますが、13kmなら頑張れば1回でも走り切れる距離なので何とか頑張ります。


今日も隅田川沿いを走りましたが、緊急事態宣言解除後の金曜日という事もあってか、人手が少し戻ってきた印象です。桜は段々と散っていっており、ランニングでお花見を楽しめるのもあと1回くらいかもしれません。やっぱり桜ってキレイです。



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書道・3月号の課題提出

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さて、昨日のブログでも触れましたが、今日は書道の3月号の課題提出をしてきました。何とか間に合いました。

追い込まれながら書いたので、今月は全体的にせわしない印象ですが、ところどころ振り返っていきます。


まず半紙は、『会者定離(えしゃじょうり)』という仏教の言葉を書きました。遺教経というお経に出て来る言葉で、『この世で出会った者には、必ず別れる時がくる運命にあること』という意味です。諸行無常にも少し通じる言葉です。


『会』はこの字形でも良いのですが、書道的には『會』が慣用になるんですね。さらに細かく言えば、屋根の中が楷書は『囚』になっていて、行書は『田』になっています。これくらいの変化は、手書きの時代には当たり前だと思うので、もはやあんまり気にすることも無くなりました。『へえ、そうなんだ』くらいの感じです。


『定』は字典を見てみると、昔は『うかんむり』に『之』というのが慣用であると見受けられます。そこから更に遡って、『之』は2画目が繋がらずにチョンチョンとなるので、この字形になっているんですね。


『離』は現代の字形が古典的にも慣用みたいですが、楷書は異体字を採用しています。ツクリのふるとり(隹)は、左の縦画は少し突き出るのが良いそうです。ふるとりは大きな鳥を表しているので、突き出た部分がしっぽだそうです。


全体的には、バランスはとれている気がしますが、こじんまりしています。上位選出は難しいかと思います。


条幅(半切)の楷書・漢字(行草体)・創作は『雨歇楊林東渡頭 永和三日盪軽舟 故人家在桃花岸 直到門前渓水流』という『三日尋李九荘』からとられた漢詩を書きました。


楷書で難しかったのは、『楊林』の2文字で『木』が3つ出て来るのでそれぞれ違いを表現しないといけなかったのと、2行目『和三日~~』の中心線が取りずらかったです。特に『盪』はあまり書き慣れない字で、さんずいを置く位置に苦戦しました。提出作品でも納得はいっていないので、また出会う日が来たら今度こそ攻略します。


行草体は、こうやって改めて見てみると面白いバランスに仕上がったなと思います。特に個人的には『三日盪』辺りの一体感が好きです。実はこれは昨日の授業中に先生に相談しながら書いたもので、さすがのご指導でございました。ありがとうございました。


創作は、前半に見せ場を持ってこようと思って『林』を大きめに書きましたが、こうやって見てみるともっとリミッター外してでっかく書けば良かったと思います。この辺りの固定概念と言うか、自分の頭の中にある枠に囚われている感じが嫌になります。


かなまじりもそうですね。もっと見せ場を作ればよかったです。作ったつもりでも、全然です。『人』とかをあの2倍くらいの大きさで書いてやればよかったです。


今月はそんな感じでしょうか。相変わらず反省点が多いですが、何とか提出できたことをまずは喜びたいと思います。


忙しくて書道に費やす時間をなかなか割けませんでしたが、筆をとるとやっぱり面白いです。筆をとるまでのハードルが高くなってしまっていますので、近々本堂裏の部屋を整理して、書道しやすい部屋に作り替えようと思います。


それでは、今日はこれにて。おやすみなさい。



南無阿弥陀仏

 

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