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東京書作展見学

11/27のブログです。


こんにちは。

法善寺住職の中山龍之介です。


お歳暮で頂いたミカンをつまむ季節になってきました。風邪っぴきの体には、ミカンの甘さとすっばさと、何よりビタミンが染みこんでいきます。


昨日からの風邪ですが、かなり良くなりました。薬で抑えつけている感じなのでまだ全快には程遠いですが、人並みの生活が出来るくらいにはなりました。お医者さん、薬剤師さん、ありがとうございます。


コロナのワクチン、インフルエンザの予防接種は打っているので、万全な態勢で臨んだ今冬ですが、普通に風邪を引いて早くもつまづいてしまいました。ここからは、今度こそ、健康な冬を過ごします。


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東京書作展見学

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さて、そんな今日ですが午後に家族で上野公園に行ってきました。リフレッシュも兼ねてですが、メインの目的は東京都美術館で開催されている東京書作展を見に行くことでした。


私が通っている日本教育書道芸術院の方々を含め(私は出品していませんが)、たくさんの方の作品が展示されていて、正に圧巻でございました。家族で行ったのですが、息子がぐずって騒いで大変でしたが、それなりに楽しめました。


2年半前に書道を始めた頃だったら、何が何だか分からずに作品を見ていたはずです。実際、今日一緒に行った妻はそんな感じでした。あれから時が経って少しばかりですが書道を勉強した結果、何となく良い作品とそうではないものが分かるようになった気がします。


やっぱり良い作品は、線の種類が多彩で作品に立体感があり、余白のスペースが心地よく残されていて、墨の潤渇が上手く表現されている気がします。どれも定性的な感覚なので上手くは言えませんが、良い作品は一瞬で圧倒される感覚があります。ちなみに偉そうに書いていますが、私はまだまだどれも上手くできません。人の作品を見て口だけ出している、口だけ野郎です。


筆の場合は鉛筆やペンと違い、筆の使い方で様々な線が書けます。上手い人の作品では、太い細いはもちろん、逆筆やら何やら様々な手法で線が描かれており、見ていて飽きません。作品を見ながら、一応自分なりに線の動きを想像して追ってみますが、『そこからそんな細い線出せる?』とか『そこで擦れさせられるの?』とか、私にはまだまだ到達できない線を皆さんお書きでした。


ちなみに今私が所属している研究科では、少なくとも2年に1回はこの東京書作展に出品しなければいけません。つまりは来年は必ず出品しなければいけないのですが、今からまあまあ憂鬱です。


ただ、師範養成科時代に出品した院内書作展では、大変な思いもたくさんしましたが、それなりに成長できたのも事実です。普段の法帖や課題だけでもてんやわんやなので大丈夫かしら、という心配はありますが、やるしかありませんので頑張ります。


余談ですが、東京都美術館の違うフロアでは、ゴッホ展が開催されていました。近すぎて忘れがちですが、上野だと身近でアートに触れられる機会があります。国立科学博物館やら何やらで様々な展示がされていますので、これからはもう少し行く機会を増やしていきたいなと、(行くたびに)思っています。


まずはゴッホ展でも行ってみようかと思いながら、本日のブログを締めさせていただきます。



南無阿弥陀仏

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