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東日本大震災発生から12年

3/11のブログです。


こんばんは。

法善寺住職の中山龍之介です。


みんな大注目のWBC、日本は予選リーグを3連勝で幕を開けることができました。詳しいことは分かりませんが、まだ一戦残っていますが、これで準々決勝への進出は確定したんでしょうか?それにしても、前評判通りかもしれませんが、野球という他のスポーツよりは運の要素が大きな競技において、しっかり勝つのはすごいことだなぁと思います。


代表戦は、国が一丸となって応援出来るから良いもんです。この勢いそのままに、優勝まで突き進んでいってくれたら嬉しいです。


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東日本大震災発生から12年

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そんな日本が一丸となった今日ですが、12年前には東日本大震災が発生し日本中が大混乱となっていました。そんな日に、ご自身も被災者でご親族も亡くしている佐々木投手が先発して結果を残したわけです。周りから見れば良いストーリーかもしれませんが、本人にとっては胸中複雑なはずで、それであの投球はすごいなぁとシンプルに脱帽です。


12年前の3月11日は、当然ながら私にとっても忘れられない日です。地震が起きたまさにその時には、お台場にいました。地震大国日本とは言え、明らかに尋常ではない揺れを感じ、ワンセグ(#懐かしい)でテレビを見ると、今まさに自分がいる場所に津波警報が発令されていました。これはヤバいと思いその場を離れようとしても、公共交通機関は止まっていますし、車やバスだって大渋滞で歩くよりも遅い速度でしか進んでいません。大勢の人と同じように、歩いて内陸の方に向かって進んで行きました。


携帯電話は回線がパンクして使用不可、その頃でさえ数の少なくなっていた公衆電話には長蛇の列、とても現実とは思えない光景は今でも目に焼き付いています。結局10キロほど歩いて実家まで帰ったのですが、そこからテレビを見て、自分自身の被害は全然軽いものだったことに気が付かされました。津波の光景こそ、とても現実とは思えない、映画の中のCGのような世界でした。


死者・行方不明者を合わせると、2万人を超える被害があったそうです。また、亡くなるまでは至らずも、生活に大きな支障を及ぼした方の数は計り知れません。天災には感情がありませんが、一瞬でまさに全てを変えてしまいました。


人が亡くなるのに、順番とかは関係ありません。年齢が若くても、役割がまだ残されていても、性格が良くて人望があっても、無常の嵐が来てしまえば抗うことはできません。今生きていることが当たり前じゃないということは、日々頭に刻み込んでいるつもりですが、毎年3月11日になるとより一層そのことを実感します。今生きていることに感謝をしながら、精一杯生きていかなければいけません。


今日もブログをお読みいただき、ありがとうございます。


南無阿弥陀仏

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